始まります
シナリオ・センター代表の小林です。慌ただしく過ぎていくうちに、もう6月も終わり。1年の半分が過ぎてしまいました。
1月の創立50周年に向けてやる気満々のスタッフと気勢を上げて、2月のイベント企画目白押しのスケジュール調整、1歩踏み出そうとした矢先のコロナ出現の3月。
あれよあれよと、コロナ禍に巻き込まれて、通学の総てのことがストップした4月、5月、ようやくオンラインで立ち上がりつつの6月。そして、7月を迎える今、コロナ禍はなにも変わらないけれど、ともかく動くしかないと7月から通学の再開を決めました。う~ん、つらい。
今日は、7月シナリオ8週間シナリオ講座のワークショップ。通学とオンラインの同時授業を始めて行います。7月シナリオ8週間講座は、初の通学&オンラインで開講しますので、ワークショップも同じようにということで。
昼夜平均通学に8名前後、オンラインに8名前後の方が参加して下さり、初ですので担当講師の新井はハラハラしながら通学&オンラインワークショップを務めさせていただきました。
今までと違うのは、オンラインですから遠方の方も気軽に参加してくださっていることです。
コロナでやむなく始めたオンラインですが、「日本中の人にシナリオを描いてもらいたい」シナリオ・センターとしては、ポリシーをより後押しできる新たな体制が生まれたとプラスの方向へとらえて、より充実させる手立てを講じていきたいと思っています。ピンチをチャンスに変えなくては。
7月から通学を再開しますが、同時に新たにzoomゼミを設けます。
本科は、土曜日昼 13:30~15:30
研修科は、水曜日昼 13:30~15:30 木曜日夜 18:30~20:30
作家集団は、土曜日朝第2・4 10:30~13:30
となります。
6月から従来のゼミをズームで行ってきましたが、これからは、通学される方は通学で、zoomゼミは、zoomのみという全く新しいゼミとして行います。
遠方の方はもちろん、コロナ禍の中おいでになりにくい方、今までとは違う刺激が欲しい方、ご入科ください。
新たな可能性
そばにいない人とつながれるというのは、それはそれでとても素晴らしいことですけれど、リアルであれオンラインであれ、メリット・デメリットは必ずあるので、せっかく両方を使いこなせるようになるのであれば、メリットを活かした使い方を考えていきたいですね。
演劇でも今やズームです。
「図夢歌舞伎~忠臣蔵~」というタイトルを見たときは、???と首をひねり図夢って?とむ?なんて、どこかの首相のような読み方をしてしまいましたが、「図夢」と書いてズームなのですね。
やっぱり、生で見た方が全然いいのですけれど、ふと思ったのは、歌舞伎は、ほとんどの演目が、長いものの部分を見せることが多いので、zoomを使うことで、通し狂言を見せることができる、地方で歌舞伎が興行できないところでもみることができるって、新たな可能性もうまれているのですね。
演劇は、リアルが一番ですけれど、リアルの楽しさとは別の楽しさの可能性を広げていくことも大事です。
リアルに頑張って、7月から再開する下北沢の本多劇場グループで「グッドディスタンス・風吹く街の短編集」を上演します。
セットもさほどなく、出演者も一人芝居だったり、2,3人の短いお芝居だったりといくつかのバリエーションを楽しむ連続上演形式となるようです。
その中のひとつ「みやなおこ女ひとり」で、大阪校の西史夏さんの「Bridge」「さそりの火」が上演されます。
7月17日(金)20:00~ 7月19日(日)12:30~ 下北沢「劇」小劇場
お問い合わせは、https://www.gooddistance.net
人間の力ってすごいですね。制約があれば制約の中で、何かを生み出そう、何かを創り出そうとする。
旧態依然のままことにあたろうとするから、すべてが裏目に出てしまうお上の姿と違って、下々は、雑草たちは、頑張らないと死んじゃいますから、誰に言われなくても自衛しちゃいます。ボヤボヤしてはいられません。
疲れるけれど、本当に疲れるけれど、これも新たなの可能性をみつける道だと信じて、負けずに一歩一歩探っていこうと思います。
雑草の皆さん、下々同志、手を取り合っていきましょう。死んではダメですよ。きっと何かできるから。