go to trouble
シナリオ・センター代表の小林です。東京今日の感染者165名。
あれ~、1000床確保しているという病床、先週からだけでも埋まってしまってはいないですか。ホテルも足りないらしいし。
東京都はさすがに感染レベルを4段階で一番深刻な「感染が拡大していると思われる」にレベルを引き上げました。引き上げてどうするの?対応は?っていうのはあるのですけれど、政府は、「市中に大幅に広がっていない」という認識だそうで、いやいや何言っているのかと、もっとびっくり。
巷では、「go to travel」はなく、「go to trouble」だという声も上がっています。
東京のみならず全国的にもまた増えてきているのに、この発言。日本国中でコロナパーティーでも始めようとしているのでしょうか。(笑)
広がった末に、責任を痛感されるだけでは、どうにもならないんですけれど、お上はよっぽど肝っ玉が据わっているのでしょうね。私はこわーいです。
表参道シナリオ日記では、コロナの話しを毎日書かせていただいています。ご不快な方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、何かができるわけでもないですけれど、常にコロナ禍の状態(感染状況や人の対応等など)を見ておくこと、その中で私たちが考えなくてはいけないこと、やらなくてはいけないことを、きちんと皆様と主に自覚したいと思って書いています。
ご容赦くださいませ。
極上御曹司と甘くとろける恋愛事情
大人女子の気持ちを知りたかったら、この本です。
久々に神碕たわさんが大人女子のための甘くてキュンとする恋を書かれました。
「極上御曹司と甘くとろける恋愛事情」(マーマレード文庫刊)
主人公の野々村結衣は24歳、母親を早くに亡くし祖母と暮らしています。今は準大手ゼネコンヒューマン建設の総務部、社内報を担当しています。
地味だけど各部署を取材したり、本の紹介したり、楽しく仕事をこなしています。読書好きな引っ込み思案な、ちょっとやぼったい感じの女の子。
そんな彼女が、大企業の小笠原ホールディングスの50周年記念パーティーに営業部長からお使いを頼まれ、追い返されそうになった時に助けてくれたのが御曹司優晴。以前図書館で偶然出会っていたふたりは、急速に親しくなっていきます。
とはいえ、普通に暮らす結衣と御曹司優晴を取り巻く世界の違いから、結衣は彼へ不安が拭えません。
この本の出だし、ドラマを観るように映像的です。ファーストシーンは、主人公がスマホの地図アプリをみながら、血の気の引いた顔で白金台の高級住宅街をひた走っています。
巧い出だしです。この女の子に何が起きているんだろうと期待感が湧きます。
そして、すぐにストーリーは動きださず、主人公結衣の紹介になり、なぜ彼女が白金台の高級住宅街を走っているのか、ようやくわかるのです。
構成がよくできているので、端的に言ってしまうとシンデレラストーリーなのですが、どんどん引き込まれてしまいます。
大人女子は誰でもイケメンで優しい金持ちの大人の王子様が大好き、憧れなのですけれど(笑)、ただそれだけではお話は面白くなりません。
魅力を作るには何が必要だったでしょうか。二面性ですね。
このお話の魅力は、何のとりえもないと思っている女の子のシンデレラストーリーだけではなく、王子様の二面性にあります。そこに胸キュン。
シンデレラストーリーは、無限大です。
それは、いつも言っていますがキャラクターです。そして、構成。
楽しみながら読んで、ついでに勉強してみて下さい。