GOTO?
シナリオ・センター代表の小林です。今日の東京感染者237人、このままだとパンデミックになると訴える先生もいらっしゃるのに、不思議なのはお上にはみじんも不安がないように見えること。
十二分の対策をもっているから、不安がないというならよいのですが・・・。
私の周りの地方にご実家のある方々は、ことごとく「帰ってくれるな!」と言われていると、里帰り、お盆はおろか、学生の子供たちも家に帰れないそうです。
友達曰く「田舎は、家族構成はもとより、誰それはどこで働いているとか、通院先から細かいことまで知っているから、東京の大学に行っている子供が帰ってきたら死活問題、村八分になりかねないのよ」と。
だったら、GOTOキャンペーン使って、安く実家近くのホテルや旅館に泊まるっていうのはどうでしょう???何の解決策にもならないかぁ。東京から帰っちゃいけないんだもんね。(涙)
昨日、シナリオS1グランプリの授賞式をオンラインで行いました。
140名ちょっとの方がご参加下さって、受賞者の方々もリモートで参加、参加者のお顔は見えなかったけれど、画面の向こうでお祝してくださっている姿を想像して嬉しくなりました。
その後、S1グランプリ相談室も開催。夜遅くにもかかわらず100名以上の方が参加して、質疑応答を楽しんでくださいました。
ちょっと音が途切れたりとか問題はまだまだ山積ですが、参加者の皆様の暖かいお気持ちに支えられながらなんとか無事に終えることができました。
やり始めたばかりのオンライン、これからも勉強しながら、よりよい環境も整え、もっと安心してご覧いただけるようにしていきたいと思います。。
なかなかリアルにはお会いできにくい世の中になってしまいましたが、どんな形でも心のつなぎ方は変わりません。
ギスギスした世の中にならないように、今まで以上の想像力を巡らして、人とのつながりを大事にしていきたいものです。
夏休みの巨匠
夏休みというのに、どこへもいけないみなさんへ朗報です。
出身ライターの入江慎吾さんの企画・脚本の映画「なつやすみの巨匠」(2015)のDVDが発売されます。
2015年「父が旅立つ前に何としても故郷で映画を」と物語を構想し企画を温め続け、ゼロから立ち上げたのが脚本家・入江信吾さん。
その熱意に地元企業による出資、福岡市全面協力によるオール福岡ロケという前代未聞の「Made in Fukuoka」映画ができて話題になりました。
舞台は、離島でありながら日本でも有数の大都市福岡にわずか10分で行ける立地の能古島。
都会と近いようで遠い、遠いようで近い。そんな島で生まれ育った少年が、出合うひと夏の恋と冒険。
ブラジル人の父を持つ少女は福岡生まれの日本人でありながら外見は外国人そのもの。何やらワケありな少女を島は受け容れるのか。
移民問題を扱ってはいるが、その是非を問うものではなく、ただ好むと好まざるとに拘わらず押し寄せるグローバル化の波が故郷に及ぼす影響、そうした時代に生きる子供の感性や生き方をこそ描きたかったと入江さんは語っていらっしゃいます。
手付かずの大自然、浜辺の秘密基地、父からもらった8ミリビデオカメラ、80~90年代ハリウッド名作映画へのオマージュ――。
どこか懐かしい雰囲気を醸しつつも、タイムリーなテーマで現代を生きる子供たちを鮮やかに描き出したと評判の映画、京都国際子ども映画祭グランプリ受賞、YAHOO映画ユーザー評価ランキング第一位を得た、「なつやすみの巨匠」が帰ってきました。
主人公はオーディションで選ばれた博多っ子、父親役には福岡の顔とも言うべき日本一の漫才コンビ「博多華丸大吉」の博多華丸。
板谷由夏、リリー・フランキー、落合モトキ、国生さゆりら実力派が脇を固め、主題歌は井上陽水さんの『能古島の片想い』という素敵な映画です。
しかも、DVD発売記念(?)に入江さんは「なつやすみの巨匠」の小説をFBで発表。
主人公シュン君の「なつやすみのにっき」として7月18日から毎日20時に更新するそうです。天気予報はあえて2015年当時の天気予報という凝りよう。
シュン君はどんな夏休みを過ごしながら、成長していくでしょう。
私も20日まで読ませていただきましたが、子どもの感性を感じる可愛い日記です。
映画とまた違った楽しい10歳の少年の物語が展開されるようです。
無料配信ですので、毎日楽しんで読んでください。
毎日うっとしい天気にうっとおしいニュースばかり。
ちょっと童心に帰って、きらめく太陽のようなすっきりした夏休みを過ごしてみましょう。DVDは3800円です。