理想
シナリオ・センター代表の小林です。今日は身の危険を感じるほどの暑さに全国的になるそうです。皆さん、くれぐれもお気をつけてくださいませ。
それにしても、コロナといい猛暑といい、地球滅亡・人類消滅の日も近いのかと思ってしまいます。人間の浅知恵が自然環境を破壊していったツケが回ってきたのでしょうか。
100年先を想像して私たちがやるべきこと、やってはいけないこと、やれることをきちんと考えて、便利に踊らされずに生きていきたいです。
東日本大震災以来、東京の夜は、以前より暗くなりました。不自由される方もいらっしゃるかもしれませんが、昭和生まれの私は、蛍光灯に驚いた世代のせいでしょうか、もう少し不便でも、少々暗くても、自然破壊につながらない方がいいなと思ってしまいます。
命を守ったり、身体の不自由を軽減できる医療器具などの進歩はどんどんしてほしいと思うのですが、暮らしがちょっと不便でも、「OK!○○」でなくてもいいんじゃないかな。
誰もが生きやすい暮らしってどんなものなのでしょうか。
理想論といわれそうですが、誰でも受け入れられる世の中になれば、いじめも犯罪もなくなるのではと思うのです。
昨今問題の尊厳死も、私の両親は、尊厳死協会に入っていましたが、どんな状態でも誰もが尊厳を持って生きられるやさしい世の中であれば、痛みや苦しさなどの問題以外はクリアできるのかと。
暑さの中で中途半端な頭の回転をしながら、こんなことを想ってしまいました。
理想論がないと理想は実現できないと信じて、ドラマって、こんな妄想から始まるような、シナリオこそ未来が見える気がして。
泣き虫マジシャンの夢を叶える11の物語
しんどい想いをしながら生きている人はたくさんいらっしゃいます。
そんな方に、ちょっと気持ちが楽になる、ちょっとやる気が出てくるご本を紹介します。
「泣き虫マジシャンの夢を叶える11の物語」(今日の話題社刊行)
マジシャンのトミーさんの実話を、出身ライターの谷口雅美さんが執筆されています。
いじめられっ子だったマジシャンのトミーさんの実話をもとに、書かれたお話で、永久歯が生えない先天性の病気のために口が開けられず、笑顔も創れないトミーは、いじめられっ子でした。その彼が、プロのマジシャンとして活躍されるまでの物語が描かれています。
「人は言葉に始まり、言葉で終わるという言葉があるくらいです。マイナスな言葉を言うのも、プラスの言葉を言うのも自分次第です」
実際に、トミーさんは、ご自分の体験、過去を通して、言葉を大切にする「ドラマジック」という「ドラマ」と「マジック」と「講演会」がセットになった「ドラマジックショー」を全国の学校や、YouTubeで行っています。
この本の11の物語に、トミーさんが体験したことから感じたことを書かれた「トミーの格言」というコーナーがまた素晴らしいです。
ちょっと前を向きたいなと思う方、ちょっとへこんでいる方、是非ともおすすめです。
私たちにピッタリの格言も。
「プロフェッショナルとは、諦めなかったアマチュアのことである。
夢は絶対に逃げない。逃げるのはいつも人間なのだ!」