人を呪わば穴二つ
シナリオ・センター代表の小林です。台風10号は、気象庁も心配するほど大型のようで、4日までに備えを完了するようにと指示が出ました。どうなるのか心配です。
東京の感染者またまた200越え、211名となりました。
人数で一喜一憂するのもなんですけれど、すっかり報道も下火になっているだけに気になります。
私たちは自分で考えて、防衛していきましょう。
サッカーの本田選手が、集団感染して矢面に立たされているサッカー名門高校へ「コロナ感染に関して謝罪する必要なんてないよ」「また治ったら夢に向かって頑張れ」とエールを送っていることへ賞賛が贈られていますが、当たり前のことに感動してしまうのは、今が当たり前のことが当たり前でないからです。
感染は誰もがいつなってもおかしくないもの、感染者をまるで犯人扱いして、家族までも追い詰めるようなことをしていることが異常なのだということを、改めて本田選手が教えてくれました。
「人を呪わば穴二つ」ということわざがあります。
感染者の方々をつい白い目で見てしまう方は、一度かみしめていただきたいです。
描きたい
今日は、9月シナリオ8週間講座のワークショップです。ご通学よりオンラインでの参加者の方が圧倒的に多いのにびっくりしています。
オンラインがこの半年くらいでだいぶ定着してきたということでしょうか。
7月シナリオ8週間講座も、通学・オンライン併用でしたが、オンラインの方の方が多く、遠方の方も受講して下さっています。
シナリオ・センターの肝である添削は、メールと郵送の二段構えで、バッチリやらせていただいて、通学だけの時より、休まず宿題を出して下さる、これもまたびっくりです。
描きたい、表現したい、そんな気持ちをしっかりと支えていかねばと痛感しています。
9月18日には、【オンライン:ピンポイント講座】『テレ朝対策!「ホームドラマ」のいまむかし』を開講します。
50周年特別企画 『シナリオの基礎技術』ピンポイント特講として、「こんな時だからこそ、作家の眼を絶やさずに、腕を磨いてほしい!」そんな思いを込めて、みなさんの伸びしろをピンポイントで指南する講座を創りました。
今年の『テレビ朝日新人シナリオ大賞』の課題はホームドラマ。
1970年代でしょうか、ホームドラマブームがありました。
この辺が始まりのような気がします。(あくまで私の主観です)
樹木希林さんが脚光を浴びたのは「七人の孫」。森繁久彌さんがおじいちゃんで大家族の中で巻き起こるコメディタッチのホームドラマでした。
大家族が織りなす「ただいま11人」とか、私が一番好きだったのは「だいこんの花」向田邦子さんの脚本で森繁さんのお父さんと息子の竹脇無我さんのやり取りがもう最高でした。
大ヒットした「時間ですよ」「一つ屋根の下」「パパと呼ばないで」「北の国から」「寺内貫太郎一家」「渡る世間は鬼ばかり」・・・etcetc。
「今の時代に求められるホームドラマは?」をテーマに、
・ホームドラマのおおまかな歴史
・時代ごとの問題(テーマ)変遷
・今ならば何を取り上げるか?
「今年こそ、『テレビ朝日新人シナリオ大賞』を獲りたい!!」「テレビドラマ部門の「ホームドラマ」ってどう考えればいいんだろう?」という方に向けてお話しします。
コロナ禍で家族の在り方を、違った角度から見つめ直した方はたくさんいらっしゃるでしょう。
ご自分自身の家族の事も踏まえて聴かれると、面白い題材が見つかるかもしれません。