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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

自分の想い、他人の想い

時代劇でござる

他人を想う

シナリオ・センター代表の小林です。やはり9月ですね。暑い日差しはありますが、夜になるとちょっと秋っぽいかんじになりました。
台風10号は、気象庁が前もって準備をするようにと言っていたおかげで随分と倒壊などは免れたとの話ですが、負傷された方々も多いようでいかに大変な台風だったかと、お見舞い申しあげるほかありません。
佐賀では12万個の梨が落ちてしまったとか、秋の味覚にもあちらこちらで大打撃を受けているようです。
テレビで総裁選などを見ていると、こんな最中のんきな感じがしてしまうのは私だけでしょうか。
被害にあわれた方々に素早い援助をして欲しいです。

日本ジャーナリスト会議では、優れたジャーナリズム活動をされた人を表彰されています。
今回、亡くなった財務省の赤木さんの奥様赤木雅子さんと大阪日日新聞の相沢冬樹記者の「森友問題で自殺した財務省職員の遺書の公開」がJCJ賞に選ばれました。
赤木さんは、新しい首相はご主人の亡くなった真相を究明して欲しいとおっしゃっていますが、新しく選ばれた首相になられた方が、ちゃんと奥様の気持ちを汲んでくださることができるのか、真相を再調査しようとする姿勢があるのか、政治力もさることながら人間性が問われるところです。
日本は自分で首相を選べないので、選ぶ人たちが自分の利益ばかりを追わずに、国民のために何が必要なのか、誰が適任なのかちゃんと自分の頭と心で考えて国民のためになる人に投票してほしいと切に願います。

 

時代劇でござる

9月23・24日、中目黒BESTTVスタジオで、「今時代劇が面白い!時代劇でござる~朗読とコントをやるでござる~」と題して、センターの講師である柏田道夫の掌編時代劇「武士の料理帖」を朗読劇に、時代劇の手引書「武士でござる」から3本のコントを行います。
朗読劇は、「武士の料理帖」から、「きんつば」「時雨茶漬」「筍ごはん」
コントは「武士でござる」から「銭形平次の投げ銭はいくら?」「武士は相見互いでござる」「男のワンダーランド吉原」
今、時代劇が映画でも小説でもドラマでも熱いです。小説とドラマの面白さを十二分に味わっていたければと思います。
お申込みはLIVEPOCKETで。

だんだんリアルでもやれるように戻ってきそうですが、オンラインという表現方法も色々に工夫され、どんどん新しい見せ方を生みだしています。
人はどんな時もどこからか這い出していくものなのですね。すごいと思います。

ものを自由に表現するためにはどうすればいいのかということを、最近よく考えます。
見せる方法だけでなく、なにを表現したいのだろうか自分はと。
作家は、自分自身の五感を大事にし、自分の心(視点)をもたないといけないのだと思っています。

だいぶ前になるのですが、出身ライターの坂上かつえさんにご講義をお願いしたとき、
「私は、世界の大事件と、こちら側で苦しんでいる一人の人間というのは、その内容のいかんを問わず対等だろうと思っています。
これからも、そういう姿勢でドラマを描いていきたいと思います。」というお話しに、坂上さんのライターとしての姿勢は素晴らしいと思いました。
清水有生さんは、受講生の皆さんに「私はこういうドラマをやりたい、こういう世界を持っている、描きたいテーマはこれなんだというのを今から持って、たくさん肉づけしておくといいと思います。」
「人の話はどんなつまらないと思えることでも真剣に聞くようにしています。いずれそれがヒントになって、発想が広がったりということが絶対にあるはずだと思うからです」
とお話ししてくださり、その通りだと思いました。
自分の想いだけでは人には伝わりません。そのためにも人の話を聞き、他人の想いを知ることを大事にしたいです。
研修の間こそたくさん蓄えられる時期です。
先輩たちの言葉を心にたくさん蓄えてください。 

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