未来
シナリオ・センター代表の小林です。今日の東京の感染者220名、新しい内閣がおおむね決まって、「まずはコロナ対策に全力」という内閣に期待したいと思いますが、明日からの4連休、こわ~い。
各国GDP(国際比較統計)に占める教育の公的支出の割合をみていたら、何と日本は最下位に近く、「え~、先進国じゃないよね、これは!」という気持ちにさせられました。
教育格差が問われる中で、教育にお金を使わない国で、子どもを産み、育てる気力は、どんな親でも萎えそうです。
日本の子供は幸福度も低いという統計もあり、「なんて生きにくい国になってしまったのか日本は」と未来を危ぶんでしまいます。
日本国民には等しく学ぶ権利があります。
新しい内閣が、今の自分たちのことだけに目を向けるのではなく、これからの日本に生きる子どもたちへ想像力を広げて心を砕いてほしいと切に願います。
若い人はどんどん伸びてきます。
怪我から復帰したばかりのテニスの錦織選手は、249位の18歳のムセッティ選手に完敗してしまったのですが、その若い選手の技術・パワーを賞賛し、今後の成長に期待をしていました。
自分に力がある方は、しっかりと他人の力を認め、若い人を育てよう、活かそうとする気持ちを持っていらっしゃるのですね。
大坂なおみ選手といい、政を司る方々、見習ってほしいものです。
Driving Doctor黒咲
出身ライターの神尾龍さんの漫画原作、「週刊漫画ゴラク」連載で読者アンケート第1位の大人気コミック「Driving Doctor黒咲」の単行本第1巻がでました。
トップシーンから引き込まれます。まさに張りて型で、紹介されます。Doctor黒咲。
もうこの迫力たるや、作画の力はもちろんですが、迫力とスピード感あふれる出だしは、さすが神尾さんです。
Doctor黒咲は、仁成大学附属病院の救命センターに所属し、自らが傷病者のもとに駆け付けるドクターカー事業に情熱を燃やしています。
初めてバディを組んだ新人ナース水樹舞が、黒咲のパワハラまがいの接し方に振り回されながら、何人かの患者たちと接し、黒咲ともに治療しながら、自からも成長しつつ、黒咲の人となりをさりげなく紹介する第1巻は、もう、すぐに2巻が読みたいと思わせられるほど魅せられちゃいました。
駆けつけると軽症で、呆れてしまう水樹に救急隊員が「たとえ、軽症でも医師が現場で直接診てくれた結果なら意味があります。我々救急隊には診断ができませんから」
「無駄足は喜ばしいことだと黒咲先生もいつもおっしゃっていますよ」
このセリフだけ、水城には一言もしゃべらないが、適切な治療をする黒咲の医者としての力、人間性がさらっと描きながらしっかりと見せています。本当にうまい。
回を追うごとに水樹を通して、黒咲のおかれている立場、黒咲の診療スタンスなど、説明ではなく自然とわからせていく描き方は、読者アンケート1位を獲得するはずだと思いました。
かっこいいDoctor黒咲をこれからも追いかけていきたいと思います。
2巻目は来年1月発売予定、これは、何十巻と長く続く連載となりますよ。
漫画家さんを刺激するようなシナリオを書かれているからこそ、漫画家さんも渾身の力で迫力ある漫画を描かれているのだと思います。
わくわくしながら読んでください。