コロナはいかに
シナリオ・センター代表の小林です。秋も深くなりました。今日も東京180名、札幌189名と感染者は高止まりで推移しています。
寒くなるとコロナは蔓延する？北海道から南下してくるのでしょうか。
正確な情報がないと、どう行動すればいいのかわかりませんが、経済を動かしたいのはわかりますし、宿やお店の方々が大変なこともよくわかりますが、やはりこのままでは感染は広がっていくような気もして・・・。
シナリオ・センターのゼミナールは、現在通学で行っていますが、実際に授業にこられているのは4割ほど。「通学したい」という声はとても多いのですが、現実的には、なかなかおいでになりにくいようです。
まだまだコロナは収まらない状況が続く中、通学とオンライン併用の講座のように、ハイブリッドでゼミも運営した方がいいのか悩むところです。
オンラインは遠方の方も動けない方にもいいのですが、受講生の方々を見ても、それぞれ環境が違っていて、うまくできる方ばかりではありません。
私たちも必死に努力はしていますが、私のようなアナログ人間の方もいらっしゃるし、設備を整えるのだってお金が必要ですし・・・一筋縄ではいきませんね。
まだまだ、これからという感じですが、一歩一歩、より皆さんが描き続けられる環境づくりに頑張っていきたいと思っています。
デジタル庁を作って、お上もこれから力を入れていくようですが、箱物で終わらないことを願います。
誰もがITに強いわけでなく、またネット環境も様々な中、一律に国民が動けるわけもなく、どうなるんでしょう。
ともかく助成金出してほしいです。（笑）
50th Anniversary program
創立50周年の今年、多数計画していたイベントは立ち消えてしまいましたが、11月・12月は締めとして、次の1年へ向かうためにもと「50th Anniversary program」を行っていきます。
先週金曜日には、東阪企画の内丸プロデューサーにおいでいただき、ご講義をお願いいたしました。
「それはセリフのせいだ！～内丸プロデューサーが求めるセリフとは～」
「セリフがいい」ということは、セリフ本体でいうことではなく、そのまえのト書や、設定、キャラクターが生み出すのです。」
まずは、シナリオの前に取りかかるプロットのお話しからお伺いしました。
内丸プロデューサー、痒い所に手が届くようにひとつひとつ丁寧にお話ししてくださって、とてもわかりやすく、受講生の方にとってすごく役に立ったことだと思います。
ライターうまくプロットが描けないとお困りのあなたに向けて、お話の一部、プロットについてのところをちょっとだけ「ここが足りない、ここを描け」とだけお伝えします。
「プロットは、ラブレターと同じで口説けないラブレター（プロット）はダメです」
企画が通らなければ番組は作れませんからね。
「で、口説けるプロットにするためには、企画意図がしっかりしていること。そして、①人物が生きている②人物が動いている③人物が映像としてイメージできること」
そのためには「プロットの中のセリフは大事なのですが「『お前かぁ』という。」と、『～という。』と書いてはダメ。
何故なら、『お前かぁ』は泣いていったのか、笑っていったのか、怒っていったのか・・・映像に気持ちを出すことが大切なのですから」
「長いセリフは描かない方がいい。本当に伝えたいセリフしか描かない」
「プロットは読ませるものだから、文章の語尾、同じ語尾を繰り返すと伝わりにくい。」
ほんの一部抜粋です。でも、これだけでもいいプロットと書けそうでしょ。
私が内丸プロデューサーのセリフで一番心に響いたセリフ。
「他人の意見に耳を貸すこと」
シナリオライターの卵だけに教えたいセリフではありません。誰かさんたちにも。
セリフといえば、このお三方のそれぞれ違ったセリフづくりをお聞きしたい。
新井一の命日である11月23日午後1時～4時、「20枚シナリオ新井一賞授賞式」開催！
もちろん、授賞式だけでは終わりません。
講義「セリフと会話の違い」浅田直亮講師
授賞式・シナリオ・センター賞投票（皆さん投票して下さ～い）ジェームス三木・柏原寛司・清水有生・岡田恵和各氏
「大御所脚本家が語る台詞の神髄」柏原寛司・清水有生・岡田恵和各氏
シナリオの肝はセリフですが、肝を作るためにはいろいろやらねばならないことが・・・。
プロだから、先輩だからこそのお話し聞かせていただきます。
オンラインで参加してください。詳細はHPで。
