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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

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青年座での授賞式( 前方受賞者、後方朗読劇出演者の皆さん)

セリフは嘘つき

シナリオ・センター代表の小林です。さあ、大変。東京はついに534名と500名越えの感染者数。さすがに最大レベル「感染が拡大している」に引き上げていますが、政府は「静かなマスク会食」東京都は「5つの小」とか間抜けたことを・・・ああ。
いつも思うのですが、で、対策はこうしています、ご安心をという話は全く出てこない。私たちが欲しいのは、レベルがどうのこうのより、だからどういう対策ができているか、どうすれば安全かを知りたいのですが、なぜか国も都もそこは「ない」。
GOTOトラベルもイーツにも言及しないで、都合の悪いところはスルーして、「気をつけて」しかいわないのは、トップに立つ人間のすることではないと私は思うのですが。

11月23日の「新井一賞授賞式」は、ちょっと心配しながら、会食はないし、ソーシャルディスタンスで、配信を中心に粛々と執り行います。
口泡は飛ばさないけれど、熱い想いを受賞者の皆さんが、先輩の皆さんが「セリフ」について熱く語ってくれます。
静かなマスク会食ならぬ、熱いマスク越しメッセージを受け取ってください。
ジェームス三木さん、柏原寛司さん、清水有生さん、岡田恵和さんが「新井一賞」「審査員賞」の授与をしてくださいます。
シナリオ・センター賞は、新井一の長男である新井巌講師が授与させていただきます。
シナリオ・センター賞、どなたが選ばれるか、投票をどんどんお願いいたします。

舞台脚本コンクール作品、朗読劇に

今日は5月に行われるはずだった「シナリオ・センター舞台脚本コンクール2020」の授賞式を、劇団青年座さんのご厚意によりようやく執り行うことができました。
しかも、準グランプリを受賞された茉莉花さんの「春のとまりを知る人ぞなき」が朗読劇となって、青年座さんの稽古場の舞台で、本日上演されました。
こちらは、12月に、「青年座動画工房」でオンライン配信されます。

私たちは、ライブで見せていただき、その後舞台で授賞式を行いました。
準グランプリ「めぐりあう時」柴田勝二さん
準グランプリ「春のとまりを知る人ぞなき」茉莉花さん
佳作「SEVERE WINTER(厳冬)」松宮信男さん
佳作「猫と虹色」前田郁さん
おめでとうございました。遅くなって申し訳ありません。

今日は、ご都合で柴田さん、松宮さんはおいでにはなれず残念でしたが、舞台を見た後の興奮冷めやらぬところでの授賞式はとても感動的でした。
受賞の言葉での茉莉花さんの涙、やはり上演される、形になるということは本当に嬉しいことですものね。
朗読劇は青年座さんも初めてとのことですが、ベンチを使った演出がすばらしく、朗読劇なのに舞台を見ているようでした。

「シナリオ・センター舞台脚本コンクール」は、創立50周年の記念のひとつとして、今年行いました。
毎年、戯曲講座を青年座さんにお手伝いしていただいてきたので、できればその発展形としてコンクールをと思いました。
創設者の新井一も若い頃舞台を志していて、木下順二さんと友人でもあり「夕鶴」で有名な山本安英さんとご一緒したり、新国劇で新井の戯曲が上演されたりしています。
なので、新井のシナリオの一歩目でもあり、創立50周年という意味でも、戯曲にちょっと思い入れがありました。
戯曲もシナリオもそうですが、形になって初めて完結されます。
戯曲のままで終わらないというのは大事なことだと思っていたので、青年座さんのご協力をいただけたことは嬉しくありがたいことでした。

実のところコンクール作品が上演されることは難しいものです。
でも、青年座の森社長、制作の川上さんが、茉莉花さんの作品をとても気にいってくださって、朗読劇という形で、上演の運びになりました。
本当に嬉しいことでした。改めて茉莉花さんにおめでとうと申し上げたいと思います。
来年も「舞台脚本コンクール」続けていけそうです。
12月「青年座動画工房」で配信の予定ですので、楽しみにしてください。

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