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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

好きなことを突き抜けると、そこに自分がある。

シナリオ・センター代表の小林です。ようやく梅雨っぽい日々になってきました。(笑)雨待ちだったくせに、今日は6月シナリオ8週間講座の開講日なので晴れて欲しかった。わがままです、私は。

 原恵一監督一人

昨日は、雨にもかかわらず「ミソ帳倶楽部 達人の根っこ」原恵一監督のご講演は、たくさんの方がおいでくださいました。
アニメの監督でありながら、木下恵介監督生誕100年記念「はじまりのみち」を実写で初めて監督されました。
原監督は、学生時代から木下恵介監督を敬愛しており、弱い表現の積み重ねでも強い感動を生み出せることを知らしめされたそうです。
なので、このお話をいただいたとき、実写は撮られたことがなかったけれど、撮りたいと思われたそうです。
アニメの制作の仕方には、びっくりしました。
アニメのシナリオを描いている出身ライターの方はたくさんいらっしゃるので、普通に台本ってできていると思っていたら、原監督は絵コンテがいわばシナリオなのだそうです。
絵コンテには、セリフはもちろん、場面処理から編集作業まで指示してあり、それをアニメーターさんが絵にされ、声優さんがセリフをつけるんです。
あの名作「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」や「河童のクゥと夏休み」は、原監督の絵コンテからすべて生まれたんですね。なるほど!

最後にライターを目指す方々へ一言をお願いしました。「尊敬して止まない誰かを持つこと」とおっしゃっていました。

再来週25日火曜日の「ミソ帳倶楽部 達人の根っこ」は、ここのところ監督シリーズでしたので、バーンと離れて、なんとなんと落語家でありお医者様の立川らく朝さんをおよびします。
立川らく朝さんは、46歳で立川志らく師匠の門下に入り、平成16年立川談志師匠に認めら立川流の二つ目に。
本業は、なんと内科医なんです。しかも、シナリオ・センターのすぐそばで開業されているんです。「表参道福澤クリニック」青山通り表参道交差点を赤坂方面にちょっといった右側にあります。センターから歩いて5分くらいかな。
落語をやりたくてやりたくて、46歳にして落語家の世界へ。古典落語も100以上の演目を持っていらっしゃるし、自分が生きた昭和の話を聴いてもらいたいと創作昭和人情話も創られる。そして、専門を活かして新ジャンル「健康落語」。
本格的な落語家さんであり、しかも現役お医者さん、院長先生でもある立川らく朝さん。
46歳で落語家になるという勇気、お医者様と落語家という二足のわらじの履き心地をおききしましょう。
生活習慣病の大家でもありますから、メタボが心配、コレステロールが高い方、健康相談がてら、ご質問を。(笑)


落語は、創設者の新井一の得意としたところであり、よく知っていました。
講義は、まるで落語のようだといわれたくらいです。
難しいことをやさしく、面白くわかりやすくがモットーだっただけに、それはそれは楽しい講義でした。
映画全盛の頃、落語家総出演の「落語野郎シリーズ」の脚本をずーっと書いていました。
落語は、脚本家のネタの宝庫です。
落語の発想と視点を学ぶと、新たな構想が生まれてくると思います。

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