国際女性デー
シナリオ・センター代表の小林です。昨日は国際女性デーでした。
持続可能な社会づくりに貢献すると共に、自身もいきいきと輝き、さらなる活躍が期待できる女性が表彰されました。
ユニセフ親善大使を務める黒柳徹子さん初め、女優の剛力彩芽さん、歌手のAIさん、タレントでデザイナーのマリエさん、三菱UFJリサーチ&コンサルティング経営企画副部長の吉高まりさん、女性のシェルター、シェアハウスなどを運営している社会活動家仁藤夢乃さん、サンリオのキャラクターハローキティちゃんが、『HAPPY WOMAN AWARD 2021 for SDGs』の個人部門賞を受賞されました。
国際女性デーは女性の労働条件、参政権を主張したデモを行ったことから始まり、1975年国連が、ジェンダー平等の社会実現をめざして3月8日を国際女性デーと決めたのだそうです。
日本では、あまり知られていませんが、女性蔑視が平然と行える日本ですから、ま、そうだろうなって気もします。
こういう日が設けられているというのは、いかに女性が世界的にも、言葉は悪いですが、虐げられているからなのだと思います。
なので、男性デーはありえないだろうと思っていたら、ありました。いや、恥ずかしい。
11月19日、国際男性デー「男らしく」「男なんだから」といわれるのは、男だって辛いんだとのこと。
女性同様、男性は男性なりに思うことは同じなのですね。
ジェンダー平等の社会ということは、女性も男性もないということですもの。
でも、これを実現するには、男性社会を肯定しているすべての男女の考え方や想いが変わらないと、変化は生まれないと思います。
男と女では心も体も違う、だから男女の区別はあるのは当たり前のこと、それが差別にならないことを目指さなければならないのだと思います。
シリーズになる
今日は出身ライターの吉川英梨さんが、「月刊シナリオ教室」の取材に応じておいでくださいました。
吉川英梨さんは、小説家として大活躍されていらして、もう筆の速さに読者の私の方が読むのに間に合わないほど、次から次へと書かれていらっしゃいます。(笑)
実は、吉川さんの女性捜査官原麻希のハラマキシリーズが好きで、ずーっと読んでいたのですが、大好きな吉川さんがまさかシナリオ・センター出身だとは存じ上げませんでした。なので、もう、びっくり。めちゃくちゃ嬉しかったです。
吉川英梨さんファンならご存じのように、日本ラブストーリー大賞エンタテイメント特別賞を受賞されて、作家デビューなさったのにラブストーリーではなく警察ものが多く、しかもすべてシリーズ化されるという人気小説になっています。
私の好きな原麻希(ハラマキ)シリーズ、新東京水上警察シリーズ、警視庁53教場シリーズ、13階の女シリーズなどなど。
水上警察シリーズは「月刊シナリオ教室」の編集長前田がはまりにはまっています。
吉川さんの小説がシリーズ化されるのは、登場人物のキャラクターがすばらしいからなのですが、それにしても、警察ものに強いのはどうしてなのかなぁと思っていました。お身内は警察関係とか?
そうしたら、吉川さん、小説家になられる前に、脚本家として某テレビ局の刑事ものシリーズにかかわっていらして、山のようなプロットを書かれたのだそうです。
それはプロットで終って、シナリオとして日の目を見ることはなかったそうですが、実はこのプロットが警察小説を書く肥やしになっていらっしゃるとか。
そういえば、やはり出身の小説家原田ひ香さんも、制作会社でやはり山のようなプロットを書き続け、それが原田文学の文体を作り、肥やしになったとお話をされていらっしゃいました。
なにごとも、無駄というものはないのですね。やり続ければ、無駄骨だと思ったことが力になるのです。
とはいえ、書き続けていくことって、とても大変な努力がいります。
ふと思ったのは、国際男性デーではありませんが、ちょっと「?」と思ったことを追いかけてみたり、ご自分のアンテナに触れたものを深堀したりすること、そんなところから始まっていけば楽しく描き続けやすいのかなと。
ご自分が面白いと思ったことをどのように伝えていけばいいのか、その技術は講座やゼミで学べますから。