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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

ひとそれぞれ

140期シナリオ作家養成講座修了式で的場友見さんからエールを

クライシス

シナリオ・センター代表の小林です。これまた困ったことに、東京感染者420人、増えましたね。宮城県も171名と過去最多とか。
各地で増えてきそうです。
明日、福島から聖火はスタートするようですが、有名人の辞退話はさておいても、こんな状態で見切り発車的に走り出して大丈夫なのでしょうか。途中で転ばなければいいのですが。
開会式のセレモニーも色々たいへんですが、本当に、世界各国から選手は来てくれるのでしょうか。
世界でも70%以上、日本で80%以上の方が、中止または延期を望んでいる上に、海外からの観客はストップ。海外でも日本でも変異種のコロナがまた蔓延してきているし・・・。

でも、何が何でもやるんだって?日本人ってどういう精神構造をしているのだろうと自分も含めて思っています。
何かの雑誌で読んだのですが、原発は一つ一つの故障以外には、何かあったときには対応できないと。
後処理や、同時に色々故障が起きたらとかの対応までできるようにしようと思うと、まして起きるかわからない地震や津波などの対策を考えていては、原発は作れないのだそうで、だから、それこそ見切り発車というか、「ま、大丈夫じゃない」って感じで作っちゃったらしい。
どこまで本当の話しかわかりませんが、福島を見ているとそうかもしれないと思っちゃいました。

なんでもそうですが、危機管理ができていない経営はつぶれてしまいます。
この国は、先の戦争で何を学んだのでしょう。次々起こる震災から何を学んだのでしょう。福島原発から何を学んだのでしょう。
真実から目を背けたら、学ぶことを止めてしまったら、なにひとつ変わることも、進歩することもできません。
私たちは、過去から学び、将来へ想像力を持って生きて行かなくてはと思います。

広場

今日は、140期シナリオ作家養成講座の修了式です。10月に開講されたこの講座は、対面とオンライン併用で行われました。
オンラインでは、遠くはマダガスカルから受講されていらっしゃる方や日本各地から参集してくださいました。
修了式も、対面の方とオンラインの方に修了証を授与させていただきました。
オンラインでも、ナイスタイミングで映像の向こうから手が出て修了証を受け取ってくださったり、なかなか面白いものです。

卒業生代表に修了証をお渡しするのではなく、おひとりおひとりにお渡しするのが、シナリオ・センターのやり方です。
「人はみな違う」という視点から、シナリオ・センターは、ご自分の視点で想い、考える手立て、伝える技術をお教えしているので、課題をこなしながら講義を聞いて下さった受講生の皆さんへ感謝とリスペクトの気持ちをこめてひとりひとりにお渡ししています。
まどろっこしい感じもされるかもしれませんが、そんな時間を共有し、共に頑張ってきたことを喜ぶのも人として大切なことだと思っています。
コロナ禍で、続けられるかなと思いながら始めた方も多かったと思いますが、反対にいつもではない状況だったから、皆さん、頑張られたのかも。
悪いことだけではなく、いいこともあるのです。ポジティブに生きましょう。

昼間の修了式は、「サロガシー」でフジテレビヤングシナリオ大賞を受賞された的場友見さんがお顔を出して下さり、エールを送ってくださいました。
こちらは、本日24:55からフジテレビで放映されますので、是非見て下さいね。
私が言うのも変なのですが、シナリオ・センターの良さって、こうした先輩の方々が気軽にお顔を出ししてくださるところかと思うのです。
何気なく打ち合わせの帰りに出身ライターの方がお顔を見せて下さったり、昔会員だった方がひょっこり訪ねてくださったりします。
ちょっと立ち寄ってみようと、どなたもが思える場所にシナリオ・センターがなれているとしたら、素敵なことだと思うのです。
シナリオ・センターって名前通り、ど真ん中にみんなが集まってくれるコミュニティ広場、故郷になれたら嬉しいな。

さて、これから夜の部が始まります。皆さんの晴れやかなお顔を見にいってきま~す。

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