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シナリオの書き方:『柱の技術』

シナリオ・センターのシナリオ作家養成講座 授業風景

118期チューターの田中です。

シナリオは「セリフ」「ト書」「柱」の3つだけで成り立っています。

この3つを知っていれば、シナリオは誰だって書ける。

前回の講義は、その3つの要素のうちの1つ、『柱の技術』でした。

 

「柱」とは、簡単に言えば【場所・時間帯を表すもの】です。

例えば柱をシナリオの形式で書くと、以下のようになります。

 

○新井家・居間(夕)

 

お家の居間を映す。ということですね。

その後に書いてある(夕)。これは夕方に撮ってください、ということです。

またこの家をセットで撮る場合は、これが照明マンへの指定になります。

(夕)と書けば、照明さんは夕方のような色みの照明をセットに当ててくれます。

 

簡単に言えば、以上の要素になりますが、、、

講義では、様々な例を挙げながら書き方を知識として吸収していただきました。

「でもあの場所の場合は、どうやって書けばいいんだろう・・・」

次々と、生徒さんたちから沢山の質問がありました。

 

シナリオは、スタッフへの指示書的な役割も担っていると思いますので、

スタッフさんたちにちゃんと伝わるか?ここにかかってくると思います。

 

ただ、シナリオに落とし込むその前に、

書き手がその場所のイメージができているか?これも大事かと思うのです。

 

これから皆さんが描く世界・空間を具体的にイメージできているか?

イメージを明確に持っていると、柱は書きやすいのかもしれませんね。

もし伝え方(技術)で迷ったら、浅田講師に質問をして、解決しましょう。

そして宿題を書く。これを繰り返してどんどん上手くなっていきましょう!

 

以上、118期シナリオ作家養成講座チューターの田中でした。

 

(おまけ)

「柱」という言葉は、業界・現場でも当たり前に使われている言葉ですが、実はこれ、シナリオ・センター創始者の新井一が考案した名称なんです。あまり知られてません。。。ちょっとしたシナリオトリビアでした。

 

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