キッズシナリオ考える部屋
シナリオ・センター代表の小林です。もう梅雨でしょうか。ムシムシ雨の東京です。
蒸し暑くじめじめすると、ちょっと節々に違和感、頭がぼやっ・・・季節のせいでもありますが、ほぼ歳でのせいです。(涙)
マスクの辛い季節になりました。
冬の間は、寒さ凌ぎにいい感じで、マスクにすっかりなれた感満載でしたが、やっぱり夏はしんどいです。
息苦しいし、暑いし、蒸れるし・・・。
マスクをして運動して亡くなったお子さんのニュースには、とても腹立たしく思いました。
子供の判断に任せたって、それは大人の責任放棄です。
どうしてこうも、すべて自己責任にして、責任をとろうとしない大人ばかりになってしまったのでしょうか。大人の劣化を感じます。
だったら、もう子供は自分で自分を守るしかない。
シナリオ・センターは、そんな子供たちのために「キッズシナリオ・考える部屋」を立ち上げます。
https://www.scenario.co.jp/project/kids_course/index.html
ま、身を守るためなんて言う大袈裟なものではありませんが、シナリオを通して、創作する楽しさを味わってもらいながら、自分で他人を見る目、ものごとを見る目、社会を見る目を養ってもらおうと考えました。
オンライン・ライブ配信で、1年間物語づくりに没頭してもらおうというもの。
小学5,6年生、中学1,2,3年生対象です。
子供を守るには、大人が身を挺して守ればいいわけではなく、むしろ、子ども自身が自分の想いを伝えられる、他人のことを考えられる力を持つことが大事で、それは大人になっても必要なことです。
この「キッズシナリオ 考える部屋」は、創作することによって、その力をつけていきます。
明日6月5日(土)16:30から、「キッズシナリオ 考える部屋 体験&説明会キッズシナリオ 考える部屋 体験&説明会」を行います。お子様と、またはお子様だけでも、保護者の方だけでも、是非ともおいでください。
私たち大人が、未来を託す子どもたちのために、ちゃんと力を発揮できる術を与えれば、社会は変わっていくと信じています。
大人が子供のためにできることは何を考えて、子どものためにできることをやりましょう。
ランチ酒 今日もまんぷく
コロナ太りで悩んでいる私に、追い打ちをかけるように出身作家原田ひ香さんから新刊が届きました。
大好評の「ランチ酒」シリーズの3巻目「ランチ酒 今日もまんぷく」(祥伝社刊)
この本の帯に「おいしい!が生きる力になる」と。その通りです!
元気が一番だし、食べないと免疫力上がらないし、例え、少々(少々ではないが)太ろうと大事なことは、生き抜く力です。
コロナ禍で、ランチ酒もできない今、ホントは主人公の祥子さんも困っているでしょうけれど、本の中の祥子さんは、今日もちゃーんとランチ酒です。
夜から朝までひたすら人を見守るという変わった仕事をしているバツイチ、アラサーの犬森祥子。
仕事が終わるのは朝。夜勤明けの楽しみは「ランチ酒」。
離れて暮らす娘に想いを馳せながら、仕事の疲れをいやすのは、美味しい料理とそれに合うお酒。
今回の16酒と美味しい料理は、蒲田の餃子から始まり、末広町の白いオムライスまで、どれもこれもよだれが出そうな、あ、よだれ鶏もありました・・・ランチばかり。
しかも、今回はちょっと祥子の人生も変わりそうです。
父親の再婚相手に子供ができるという環境の変化に戸惑いながらも成長している10歳の娘が、祥子の恋愛、生き方に変化を及ぼします。
そして、夜の様々な人たちとの出会いは、祥子自身の心を広げ、「見守り屋」を利用した人たちも、人生のほんの一コマなのだけれど、とても大事な出会いになっています。
美味しいランチと個性豊かな人々との出会いに、祥子のみならずこちらも成長していきます。
原田さんは、食レポさせたら最強のコメントをされるだろうというほど、シズル効果テキメンの表現力で、美味しい料理、お酒を描きます。
それと同様、隠れている人間の弱さ、強さ、寂しさ、喜びをこうも見事に描きだし、人はみな違ってみんないいと思わせる筆力はさすがです。
前にも書いたのですが、これって、1話完結の連ドラにゼッタイすべきです。
何で誰も企画しないのかなぁ。
美味しい料理とお酒は、本当のお店を訪ねて孤独のグルメ的にできるし、そこに毎回見守る話は話も面白いけれど、ゲストが変わることでもっとワクワクできるし、これこそゼッタイ美味しい本です。
みなさんも、プロデューサーさんも、まずは、「ランチ酒 今日もまんぷく」で、満腹してください。
初めての方でもOKですが、できれば、あとからでもいいので「ランチ酒」「ランチ酒 おかわり日和」も読んでください。
もっと満足します。あなたが太らないことを祈りつつ。
そういう意味では、コロナのおかげで、ランチは食べられてもランチ酒はできない今、ちょっと残念だけど、太ることは恐れず楽しめそうです。