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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

世の中は

川喜多映画記念館チラシ

生殺与奪権

シナリオ・センター代表の小林です。9月の予定を確認していたら、オリンピック後、9月にはまた緊急事態宣言が起こりうる、東京感染者1000人超えという試算が出たというニュースがあり、ため息。
国民の大半の中止・延期の声をよそに、「安心安全」も確保されないまま、なし崩しにオリンピックは開催されそうですが、今はただ、お上と分科会・医師会との温度差に辟易しながら、「安心安全」を見守るしかできないようです。
しかも、どうやら中止延期の決定権はIOCだけのようで、日本人の生殺与奪権はIOCにあり、日本人の命はIOCという1団体に握られているようです。
パンデミックの今、当たり前のようにIOCの言いなりで平気でいられるお上をまったく理解できません。
海外では「呪われた東京オリンピック」と言われているそうです。
たしかに呪われている気がします。(笑)
コロナのことだけでなく、IOCと日本の癒着とか買収とか利権とか色々含めてらしく、爽やかなスポーツ、平和の祭典とは程遠く、一部のお金にまみれた人々の手でめちゃくちゃ汚されまくっているようです。
スポーツそのものも、アスリートの活躍も、誰もが応援しているし、できることならみたいとは思っています。
でもねと思わせているのはこの汚い人々がみえちゃうからですね。
ろくでもない周りにアスリートまで汚されることがないように祈るばかりです。

映画祭へ

海外へ行きたいなと思っても、今は難しいです。でも、心は自由です。
自由な心で世界の映画祭へ出かけてみませんか。
鎌倉川喜多映画記念館で6月25日から9月12日まで、「映画祭のすすめ~ぐるり映画ポスターの旅」があります。
国際映画祭は、国境を越えた映画人の交流の場であり、夢の舞台です。
毎年、世界中でユニークな特徴を持った映画祭が開催されています。
今年は、パンデミック下オンラインであったり、延期・中止のところもあるようですが、やはりあの華やかなレッドカーペットは憧れますね。
あのレッドカーペットで、にこやかに歩いていく監督や俳優さんたちの晴れがましい顔は、見ているだけでもワクワクさせられます。
昨今では、社会問題に対する連帯や結束、抗議を表明する場にもなっています。
海外の監督、俳優さんたちが、映画業界への告発や抗議、ジェンダー問題や差別などへ発言をするたびに、素晴らしいなぁと思います。
日本人はなぜできないのでしょう。
個人が個人の意見をきちんと述べることができることも国際映画祭ならではなのかもしれません。

多くの映画祭の審査員を務めた川喜多映画記念館の川喜多かしこさん等の資料をはじめ、さまざまな意匠を凝らした映画祭のポスターを展示しています。
そして、各国際映画祭で受賞した作品を随時上映していきます。
「スパイの妻」でヴェネチア映画祭銀獅子賞に輝いた黒沢清監督などのトークイベントもあり、この夏の川喜多映画記念館は熱いです。

また、夏のシネマコレクション(8/9~8/15)として、「戦争は終わらない~兵士たちの記憶と戦後」と題して、「蟻の兵隊」「ゆきゆきて神軍」を上映します。
国に棄てられた兵士たち、極限状態を経験した人間達の戦後・・・。
経験したことのない私たちだからこそ、見ておくことが大切ではないかと思います。

この夏どう動けるようになるのかはわかりませんが、心の自由の旅には出かけていきたいですね。

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