シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。地方ってなんだろうと思いました。地方、広辞苑で引いてみました。①国内の一部分の土地②首府以外の土地、いなか③旧軍隊用語で軍隊以外の一般社会。ふーん、そういう意味か。
東京を中心に考えてばかりいると、人としてどうかなと思うようになりました。都議選が近いせいでしょうか。
今日、五泉のトマトをいただきました。美味しい。上品な甘味がなんともいえません。いくつでも食べられます。五泉は、新潟の町(五泉市ですが)です。ニット、織物の生産地で、さといもの名産地で美味しい野菜をたくさん作っています。
お花の美しさも定評があり、チューリップはオランダに負けません。って・・・なんで宣伝してしまったのかというと、五泉となんのつながりも、意味もありません。あまりの美味しさに感動しただけです。私は、東京生まれの東京育ちだけれど、こういう感動にはお目にかかりません。色々なものがあるところは、なんにもないのと同じ気がします。「つまらん!!」亡くなった大滝秀治さんの気持ちになります。(笑)
「琉球の空へ 羽ばたけ天使君!」ダウン症の天才画家のドキュメンタリー映画です。出身ライターの荒木敏子さんと作家集団の林恭子さんが構成を担当しました。
3歳の時に父を亡くしながらも、16歳の小波津有希君は、お母さんと兄姉に囲まれながら天才画家として、たくましく活動しています。
重度先天性ダウン症で生まれた彼は、6歳で筆をもち、あっという間に墨絵を描き上げて周囲を驚かします。そのパワフルで個性的な作品は、多くの人に感動をあたえています。今では、鮮やかな色彩が加わり、その筆さばきは天使の羽のようといわれます。そんな有希君の姿を追ったドキュメンタリー映画です。
沖縄の青い空、青い海と有希君が描く色彩溢れる絵、観る人に希望を与えてくれる映画です。
28日まで、新宿K’s cinemaで上映されています。ちょっと疲れた方はいやされに来て下さい。沖縄から優しいきもちをあなたへ。
ブラジルでは、日本代表は残念でしたが、清水エスパルスは元気です。清水市民にこんなに愛されているのですから。
7月6日、7日、市民クラブとして立ち上がったサッカーチーム清水エスパルスの創立20周年を記念して、なんと市民がみんなでつくるミュージカルが上演されます。
その名も「GO!!ALL」
エスパルスの創立から、幾多の存亡危機を乗り越えてここまできた今を、ミュージカルの形式で描こうというもの。
サッカーとミュージカルというつながりも???マークですけれど、このミュージカル、プロデューサーと振りつけ以外は、すべて市民からのオーディションというからすごい。パンフレットのデザインから出演者からスタッフまで。
もちろん、脚本もです。
10倍の脚本オーディションから4名の脚本家が選ばれたのですが、なんと一の会の渡辺聡さん、元研修科の杉山敏さんが脚本を担当。ここでも、シナリオ・センターつながりが頑張っています。
すべてを市民が手作りで、大勢の人が力をあわせてのJリーグ史上初のダンスミュージカルが行われます。
なんだかお聴きしただけでもワクワクする試みですね。清水エスパルス、20周年おめでとうございます!!ウッチーも応援に来るかな。いざ、静岡市民文化会館へ!清水から元気をあなたへ。
沖縄の青、静岡の緑、五泉の赤、地方発信の威力をかんじます。