人でなし
シナリオ・センター代表の小林です。西日本では週末も大雨が続く予想だとか。
広島三原市では、3年前と同じところの堤防が決壊したとかで、くれぐれも気をつけて、また同じことにならないことを願うばかりです。
3年前も同じところが決壊して、またって、人災なのでしょうか。
悲しいかな、何か起こるごとに人を信じられなくなる昨今です。
熱海では、まだまだ危険な中、ひとりでも多くの命を助けたいと泥だらけで必死に行方不明の方を探される消防、警察、自衛隊などの方々の姿に頭が下がります。
その中で災害救助犬の活躍が話題になって、色々なところで取り上げられています。
鼻がいいのでにおいで探してくれるのですね。
初めて知ったのですが、警察犬と災害救助犬では探し方が違うのだそうです。
警察犬は特定のにおいを追うので、鼻を下にしてクンクン嗅ぎまわって追跡します。
災害救助犬は、不特定多数を探すので、鼻を上に向けて呼気に含まれているにおいを探すのだそうです。
土砂やがれきに埋もれた人を探し出せるのは、そのためだそうです。
探し出して救出した時、救助犬はとても喜び、亡くなっているととても悲しげなのだそうです。
犬は本当に人によりそい、素直に気持ちが出ますからね。
昔は、人の道に外れたものを「犬畜生にも劣る」といい、犬死とか負け犬とか犬侍とか犬というのは蔑視の言葉に使われていましたが、犬に対して本当に失礼な話です。
昨今は「人畜生」に変えるべきです。(笑)
こんな時に、お上とつるんでオリンピックやコロナでぼろ儲けをしている人や会社が山ほどあるかと思えば、必死に生きようとしている人に酒提供停止を守らないなら金融融資先に知らせるとか(さすがの世論に負けてやめたようですが)、営業すれば過料をするとか、「人畜生」というか人でなしばかりです。
罰則ではなく、1年半も我慢して頑張っている国民に報いるべきです。
食べられない人もたくさんいるのに、自分たちがボーナスをもらっているのって、恥ずかしくないですか、議員さん。
トップシーン脚本大賞
「世の中の方がずーっとこわいから、なんだか描けなくなっちゃったなぁ」という声をお聞きします。
「事実は小説より奇なり」ということわざがあるように、事実の方が衝撃的ことは多いです。
こんなことドラマに描いても、信じてもらえないような。ニュースを見るたびに思いませんか?
コロナ禍では特に、事実の方がよっぽどひどいこと、驚くようなことが山ほど出てきていますから、気持ちはわからなくはありません。
でも、こういう時だからこそ、視点を広げて、深堀りして、アンテナを動かしてみて下さい。
そこで、描けなくなっちゃった方も、描きたくなっちゃった方も、ちょっと描きたくなるコンクールを作りました。
ワクワクすることがないと、つまりませんものね。目標があるとやる気も出てきます。
「トップシーン脚本大賞」
トップシーンだけで、ワクワクするドラマを競います。
小説の書き出しの1行だけで競う『書き出し小説大賞』がありますが、それをシナリオでやってしまおう、という企画です。
仮タイトルと、イメージをかき立てるトップシーンだけを書いてください。
ジャンルなどは自由です。
ポイントは、とりあえず全体の設定やストーリーは関係なく、ただただ先が気になるトップシーンを描くことです!
文字数 140字以内 ●締め切り・発表 8月12日13:00
シナリオ・センター公式youtubeにて、応募作品のなかから、おもしろい作品を講評。
配信は、アーカイブに残ります。
●最優秀作品は、図書券5,000円を進呈
・柏田賞に選ばれた作品は、柏田道夫著『改訂版 小説・シナリオ二刀流奥義』を進呈
詳細は、シナリオ・センターHPでみてください。
あれもダメこれもダメ、どこにも行けない、会食もままならないけれど、不満を数えてばかりいても心は病むばかりです。
だったら、自分からあれこれ楽しいことにチャレンジしましょう。
創作の世界は幸せなことに、頭で心でいっぱい色々なことが広げられ、色々なところに飛んでいけますから。