目ざめ
シナリオ・センター代表の小林です。又、1000人台になった東京の感染者。いつになったらコロナはおとなしくなるのでしょうか。
「医者の言うことが本当かわからない」などと勝手に決めつける漢字が読めないだけではない何もわからないお上のひとりにびっくりです。
いつだって何もしてくれないけれど、ちょっと感染者が減るとますます何もしなくなるお上ですが、自宅療養をさせられ、不安と苦しさで困っている人、死にかかっている人が何万人いるのかわかっているのでしょうか。
病院に連れて行けず空しく帰る救急車、ありえないことが起こっているのを知っているのでしょうか。
こういう人たちが日本を牛耳っていること、まずいですよね、何とかしなくちゃ。
少なくとも手立てがない故に死ぬしかないという状態をストップさせてほしいです。
国民の命が大事といって、コロナ専一を叫んだ首相は今何をしてくれているのでしょうか。
総裁選などは井の中の蛙どものお祭りでしかありません。
本当に私たち国民のことを考える人がいるのか、選挙では見極めていきたいとつくづく思う今日この頃です。
自分の頭で考え、自分の心で想い、自分の声で伝える、国民としてやるべきことをやりましょう。
誰に入れるかはそれぞれですが、まずは、80%投票率めざしましょう。
柏原寛司が面白い
今日、出身ライターの柏原寛司さんが、「22歳の頃描いた20枚シナリオが出てきたので」と20枚シナリオ10作品送ってくださいました。
ご自分で、「今よりうまかったから見せてあげる」とおっしゃったぐらい(笑)、うまいのです。
シナリオ・センターの前身新井教室でかかれたもののようで、課題も今あるものと違って色々幅広い。
黒澤明監督に憧れていらした柏原さんらしい黒澤タッチありの、時代劇ありの、シナリオライターを目指している青年の話もありの・・・色々なのですが、すごいのはどれも課題の切り口。
例えば「手術」という課題でタイトルは「土方歳三」。
函館での土方歳三の最後を描いているのです。
「手術」という課題で歴史上の話が書けるって、正面からみない柏原流の視点がこの頃からできていたんですね。
私だったら、手術がうまくいくとかいかないとか、クソつまらない切り口になりそうですが。
シナリオもテンポがあって、どんどん読ませられちゃうんですけど、なにより切り口の鋭さにびっくりしてしまいました。
ご自分で「うまかった」とおっしゃるはずです。(笑)
今のプロになった柏原さんならわかるけれど、22歳のまだプロを目指している頃にこれですもの。
切り口って一言でいうと簡単そうですけれど、作者の視点ですから、どう育てればいいのでしょう。
その視点は教えられるものではなく、それぞれの個人の感性です。
柏原さんは黒澤明監督の映画だけでなく、B級C級映画、脚本家・監督仲間の作品も山のようにたくさん見ていらっしゃる。たぶんほとんどご覧になっていらっしゃるのでは。
ポスター、DVDなどの収集癖もすごいけれど、それにあちこちにお出かけになり、拳銃を撃ったり、ロケ聖地にいらしたり、よく遊ばれますし・・・(笑)
柏原さんが、センターでもよくおっしゃっているのは「遊び心」。真面目だけではダメだと。
遊びもすべてに真摯に向き合うということは、本当の真面目なのかもしれないけれど、余裕というか余白のある生き方をしないと、自分だけの視点は持てないのかもしれないと柏原さんから感じました。
柏原さんが楽しんで描いたであろう20枚シナリオの傑作、新井イズムが滲み出ていてそれも嬉しい。
みんなに読ませたいなぁ。
こんなこと書いたら柏原さんにまたなんか言われそうだけれど、ホント、参りましたので、書いちゃいました。m(__)m
コロナ禍で動きにくいけれど、やれることはいっぱいありますよ。
先輩を真似て、引き出しづくりに励んで、自分の視点を創りましょう。