なめたらあかん

シナリオ・センター代表の小林です。「核兵器廃絶決議案」に今まで棄権だった核保有国のフランスが賛成に回り、賛成国が152ヵ国に増えたとの嬉しいニュース。
すべての核をなくすまでには、先は遠いでしょうが、それでも千里の道も一歩からです。明るい気持ちになりました。

沖縄は海底火山の爆発でビーチは軽石で覆われ、観光も漁業も大変、北海道では赤潮でウニも鮭もナマコも…すべてが温暖化のせいなのではないかもしれませんが、自然をなめたら恐ろしい。人間はおごりすぎた気がします。
生物学的にはウイルスも動物も増えすぎると自然淘汰するそうです。
人間だけは大丈夫と思い込んでいるようですが、昨今を見ると人間も地球から淘汰され始めているのかもしれませんね。
温暖化のおかげで北海道のお米がうまくなったなどと宣う方もいらして、人はどこまで驕り昂れるのかと驚くばかりですが、私たちがやるべきことはなにか、できることは何か、目先の利益を追うのではなく、地球そのものを見つめて、人としてちゃんと見聞きし、考え、行動できる人が増えてほしいです。
投票日まであと3日。日本も変わりたい。

東京ドラマアウォード2021

おめでとうございます。
さすがシナリオ・センターの出身の皆様のご活躍ぶりは素晴らしい。
2021年度の東京ドラマアウォードが決まりました。

作品賞 連続ドラマ部門 優秀賞 谷口純一郎さん,李 正美さん脚本「半沢直樹」
作品賞 連続ドラマ部門 優秀賞 森下佳子さん脚本「天国と地獄～サイコな2人～」
作品賞 単発ドラマ部門 優秀賞 長田育恵さん脚本「流行感冒」
作品賞 単発ドラマ部門 岡田惠和さん脚本「人生最高の贈りもの」
個人賞 主演男優賞 清水友佳子さん・嶋田うれ葉さん脚本「エール」の窪田正孝さん
個人賞 主演女優賞 森下佳子さん脚本「天国と地獄～サイコな2人～」の綾瀬はるかさん

受賞された作品を拝見すると、やはり、きちんとキャラクターができていていることが素晴らしいドラマになるということを証明してくれています。
さすがですね、先輩たちは。

シナリオ・センターがいつも幸せだなぁと思うことは、こうした素敵な背中を見せてくれる出身ライターの方々が溢れているということ。
先輩の背中を追える環境って、大事だと思います。
その先輩たちも、基本のキをしっかりとした土台にされて、一つ一つの作品に臨んでいらっしゃるからこそ、どんなジャンルでも成果を出すことができるのです。
すべての物事は一朝一夕にはできませんが、決してへこたれることなく描き続けていれば、先輩と同じ道を歩んで行けます。

年の終わりになると、いろいろな結果が出てきます。
その結果の良し悪しを問うのではなく、結果をバネにして、来年へと駆けていきましょう。
創作の王道はひとつ。書き続けること！