伝える
シナリオ・センター代表の小林です。さむ~い。お元気でお過ごしでしょうか。
今年もとりとめもない文章の「表参道シナリオ日記」となるかと思いますが、ご愛読のほどよろしくお願い申し上げます。
年末年始は、今年こそと帰省された方も多かったようですね。
久々のご家族やお友達とのふれあいに心が躍ったことでしょう。
いつでも会える時は会わなくても平気なのに、会えないとなると無性に会いたくなるし、会えないことのつらさが募るものです。人の気持ちっておかしなものです。
だからこそドラマがたくさん生まれるのでしょうね。
最近は年賀状が減ってきています。ラインやメールでいただくことも多くなりました。
それはそれで嬉しいのですが、私は旧弊な人間ですから、やはりはがきの年賀状が好きです。
年賀状には、自筆で一筆言葉を添えたいです。
シナリオ・センターの年賀状は、何千枚もお出しするので無理ですが、個人では必ず一筆添えます。
一筆書いてくださっている年賀状をいただくと嬉しいものです。
日頃達筆な友から震えるような字でいただくと、お身体でも悪いのかと連絡してしまいます。この歳になると安否確認、生存確認でもあるのです。ホントに。(笑)
ここ数年、やはり歳のせいで(笑)年賀状終いとしたためられている年賀状をいただくようになりました。
ああ、もうこの方から年賀状はいただけないのかと思うとちょっと寂しいです。
私は、今年は義姉の喪中だったので、自分の干支にもかかわらずお出しできなくて残念でした。
ところが、松が明けたら、色々な方が寒中見舞いをくださるのです。なんと嬉しいことか。
義姉への想いを書いてくだる方あり、いっぱい一緒に遊ぼ!と書いてくださる方あり、他人の気持ちのやさしさに、一段と厳しい寒さの中、ほっこり暖かい気持ちになりました。
コミュニケーションというのは、こういう心づかいから生まれるのでしょうね。
人とのつながりが、コロナ禍という特殊な状況に置かれて、どんなに大切なことなのかと再認識させられた感じです。
「心を描くドラマ」を描いていきましょう。アクションであれサスペンスであれ、人間を描くのですから。
シナリオにかける
志の輔師匠の新作「大河への道」が森下佳子さんの脚本で映画になるお話を昨日書きました。
落語はほとんど口伝なので、古典も微妙に落語家さんによって変わっていくものですが、新作落語は、やはり脚本が必要なようです。志の輔師匠に佐野誠さんがいらっしゃるように。
出身ライターの最上奈緒子さんの脚本を落語家が挑むという会がこの27日に行われます。
「最上奈緒子の脚本に里光が挑む会」1月27日、お江戸日本橋亭で行われます。
落語笑福亭茶光、落語笑福亭里光、落語桂文治、仲入り後、落語三遊亭遊雀、漫談新山真理、落語笑福亭里光というプログラムです。
是非ともお伺いしたいのですが、私はこの日144期シナリオ作家養成講座の開講とぶつかり、残念。
落語脚本の募集も増えていますし、落語も脚本家の出番がでてきているようです。
シナリオ・センターには、出身の落語家さんとして立川談慶師匠もいらっしゃいますし・・・。
こういう時代ほど、シナリオというものが大切になっていくと思います。
シナリオを描いて、ドラマを創ることで、他人の心に伝えることができます。
ドラマ創りだけでなく、他人や社会への想像力、俯瞰から見ることができる視座の確立などシナリオには大きな力があります。
アクション(自分)リアクション(他人)、どちらも考えなくては作れない、登場人物が10人いたらすべてのキャラクターを把握して動かさなければならないのがシナリオです。
この特性を生かして、子どもシナリオから企業研修まで幅広くシナリオの技術を使っていただくことができます。
新井一が、自分で考え、想い、伝える人に育って欲しいと立ち上げたシナリオ・センターです。
改めて、「シナリオ・センターは、日本中の人のシナリオを書いてもらいたい」
シナリオ・センターのポリシーを胸に、今年は、思いっきり千里の道を翔けようと心に誓っています。
ご一緒に、翔けてくださいませ!!よろしくお願い申し上げます。