思う壺
シナリオ・センター代表の小林です。そろそろ2万人を超すか、本日の東京感染者1万7,631人と毎日増えてきています。
シナリオ・センターは、今週から通学ではなくWEBゼミに変わりましたが、「さあ、今年は頑張るぞ!」という矢先にこれですから、腹立たしさを通り越して、無策のお上に怒りさえ感じます。
毎日毎日腹を立てていても仕方がないと思うし、ストレスになるのですが、でも、ゼッタイにこの状況に馴れてはいけないと思っています。
お上の思う壺にははまらない、身体には悪いですが、引き続き同じことが続く限り、同じことを言わせていただきますが(笑)ご勘弁ください。
おかしいと思うことはおかしい、いけないことはいけない、嫌なことは嫌だと声を上げていくことが、民の務めだと、いつか歩んだ道に行かないための方法だと信じています。
最近、野党は批判だけだといわれて、まずいとバタバタしている党もありますが、多様な意見、考えがあるということを知らせるためにも、批判することはとても大事なことで、それだけで決して悪いことはないのです。
踊らされてバタバタすんじゃないよ!と言ってあげたい。(笑)
批判って、物事を判断して評価するということですから、いかにも建設的でないように思われがちですが、決して否定的なことではないのです。
誹謗中傷とは違うのです。堂々と批判しましょう。
その上で、どうにかして変化させることができないか、ちょっとだけいつもの視点を横に向けさせたい、その方法はないかと考えています。
「人はみな違う」ことがわかれば、想像力は格段に飛躍する、そのことを伝えていく方法を模索中です。
学ぶ姿勢
2月13日、文化庁と日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアムの主催で「脚本アーカイブズシンポジウム2022 ~脚本の創造性とデジタルアーカイブズの未来」がオンライン配信で行われます。(参加無料/事前予約制)
一部と二部にわかれていて、一部は
基調講演「脚本を残すということ」池端俊策(脚本家)
座談会「脚本家の中の幕末と明治維新」
登壇者 大森美香(脚本家)
黒崎 博(NHK演出家)
司会 岡室美奈子(早稲田大学演劇博物館館長)
二部は
パネルディスカッション「脚本アーカイブズが目指すデジタル脚本ミュージアム」
登壇者 福井健策(弁護士・骨董通り法律事務所)
高野明彦(国立情報学研究所 教授)
司会 吉見俊哉(東京大学大学院情報学環 教授)
基調講演の池端俊策さんは、80年代からご活躍された脚本家で、大河ドラマ「太平記」(91)「麒麟が来る」(2020)など多くの脚本を手掛け、日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアムの代表理事で、後世に、脚本を残すために運動してくださっています。
座談会は、昨年終了した大河ドラマ「青天を衝け!」の脚本家大森美香さんと演出家の黒崎博さん。
大河ドラマの脚本の時代背景を踏まえて、歴史ドラマを創るあれこれをお話されると思うので、脚本家を目指す方は、脚本家と演出家の関係も知ることができるし、歴史ものを描くノウハウも学ぶことができそうです。
第2部「脚本アーカイブズが目指すデジタル脚本ミュージアム」
今後、脚本をデジタル化して保存するということでしょうか。
確かに、新井一の作品もアーカイブズで保存していただいていますが、紙や印刷の劣化はひどいですから、デジタル化はこれからの保存の道なのでしょうね。
出身ライターの柏原寛司さんは、ご自分でお描きになったシナリオ台本をデジタル化されていました。
その方が保存もしやすいし、場所も取らないし大事ですよね。
それでも、できれば昔の台本をこんなものだよって、見せても欲しいです。
ラジオドラマの台本などは、わら半紙に謄写版印刷でしたもの。若い方は、謄写版もご存じないでしょうけれど。(笑)
シナリオ・センターでも新井一の台本を1階入口前に展示してありますが、なかなか時代を感じさせられますよ。
「色々なことにアンテナを張り巡らして!」と常に申し上げていますが、このシンポジウムにもアンテナを向けてみてください。視点(ものの見方)がちょっと変わりそうです。
日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアムHP参加ホームからお申込みください。
シナリオ・センター事務局にはチラシもあります。