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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

大人と子ども

トイレの最中

トイレの最中

シナリオ・センター代表の小林です。コロナから始まってあらゆるところできな臭いというか、不信感しか感じられないことばかりです。
最近、特に感じるのはろくでもない大人たちが増えていることです。
ほんの最近でいえば、ロシアのドーピング問題。
選択権も拒否権もない立場の15歳の少女が責められていますが、すべては彼女を取り巻く大人の仕業ではありませんか。彼女は必死に期待に応えようとしていただけなのに、マスコミの矢面に立たせて大人は知らん顔。
お鍋の中に立たせるという虐待を繰り返して我が子を死なせて平気でいる両親とか、古くは(古くになるのは悲しいけれど)モリカケ・桜から、「お金は配ったが票をもらおうとしたわけではない」など等の政治家たちの噓八百など等。
自覚がないのか責任を取らない、取ろうとしない大人ばかり。
こんなことで、世の中どうなっちゃうのと、こちらはため息ばかりです。
大人は信用できません。

なんだかため息ばかりつきすぎているせいでしょうか、どうも元気がないと心配してくださり、作家集団の平岩講師が、わざわざおなかを抱えて笑える美味しいものを届けてきてくださいました。
これがその写真。
「トイレの最中」正しいお召し上がり方もついています。
「最中の便座を外して袋入りの餡子を入れてください。
入れる時は決してトグロを巻かないようにしてください。(笑)
リアルなビジュアルを楽しみながらお召し上がりください。」
サイコー!こういうの大好き。
めちゃみんなと笑って、活力が出ました。おいし~い!ありがとうございました。

「トイレの最中」は、愛知県常滑市のお菓子屋甘節庵さんと衛生陶器の老舗INAXさんのコラボ作品。
常滑市は古くから陶器の町、INAXさんの製品はここから生まれています。
こういう発想が大事なんですよ、ここからまた使い勝手のいい便器が生まれるかもですもん。

自分では大丈夫なつもりなのですが、愛犬はるが逝ってしまったことで、弱っているのかな・・・ちょっと反省。元気のない私をはるが喜ぶはずもないし、トイレの最中咥えて、五黄の寅の私は千里走りまくっちゃうぞ!

夢みる小学校

昨日の続きになりますが、ろくでもない大人はもう捨てて、子どもを大事にしたいと心から思います。
映画「夢みる小学校」で紹介されている「きのくに子どもの村小学校」の一番すごいところは、大人が自らを子どもと同等だと考えていること。
週1回の全校ミーティングでは、学園長も小学校1年生の子どもも同じ一票の権利を持っているのです。
お子さんを入れていらっしゃる高橋源一郎さんは、「民主主義の最も深い原理が現実の形となって出現する」とエッセイかに書かれていらして、「全員が集まるこの場所で、一番重んじられるのは、話し合うこと、対話すること、相手の話を聞くことだ。そして、その結果、決まったことにはみんなが従う。」
ね、子どもを信用するってこういうことだと思うのです。

なんでも管理、規則で固めたがる、子どもを全く信用していない大人がほとんどですが、それは自分がろくでもないから、自分と同じことをすると思っているのだと思うのです。
悪いことをしてきた人は、人はみんな悪いことをするもんだと思いこんでいるのです。周りもそういう人ばかりが集まっているし。
だから、取り締まりを強化するとか、厳しくしつけをするとか考えるのよね。
虐待もそのつながりにあるのかもしれません。
この学校のすばらしさは、校長先生の「学校は楽しいだけでいいんです」この一言に集約されています。

私は、子どもファーストで教科の勉強もないカリキュラムで学校として認められるのか不思議でした。
教育評論家の尾木ママの「この学校は文科省の学習指導要領も遵守していてカリキュラムも認められている、成績表もなくていいのよ。
だからどこの公立の学校でも同じことができるのよ」の言葉に、びっくり。
しかも、校長先生の裁量でできるんですって。
そういえば、我が母校の千代田区立麹町中学校も世田谷区立桜丘中学校も、都内だから、畑ないし、動物いないし、ここまで徹底してはいないみたいだけれど、定期試験なし、成績表、順位づけなし、理由のない校則なしですものね。
だったら、全国の校長先生、やりましょうよ!文科省も推奨しなさいよ!
本当に子どもの未来を想うなら、親も教師もみーんなで、子どもの力を信じましょうよ。
ちなみ、必ず出てくる言葉が「学力がつかないのでは?」
ま、ここはまったく大事ではないのですが、ご心配の向きには申し上げましょう。
この学校の卒業生、学力でいえば普通の高校に入っても上位1/4にほんとどいるし、大学では頭角を現しているそうですよ。
何故って、総合的に学んでいるから、自分で考え、伝える力、聞く力を持っているからです。
これがどんなに強みか。自分の人生を生きられるか。
この強みを持っていない忖度大人にはわからないのでしょうけれど。

シナリオ・センターの「考える部屋」も子どもたちの夢みる部屋です。いい(→)加減ないい(↑)加減な部屋です。(笑)

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