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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

明日

シュートを目指す

国際女性デー

シナリオ・センター代表の小林です。今日は冬に逆戻りのような寒さです。最高温度も二桁にはならないとか、寒い東京です。
でも、もっともっと身も心も寒いところがたくさんありすぎて、寒いなんて言っていられない気がします。

今日8日は、国際女性デーです。
女性の生き方を考える日として、男女ともにジェンダー平等について考え、アクションする日です。
日本は悲しいかな、世界経済フォーラムが発表するジェンダーギャップ指数では2021年156ヶ国中120位でした。
先進国といわれるにはあまりにもひどい。恥ずかしいにもほどがあるのに、平気でいられる日本のお上はなんなのでしょう。
日本の男尊女卑という精神(?)がこびりついていて考えも及ばない、女性の地位が低いのは当たり前と思っているのでしょうか。
議員や企業の管理職における女性の少なさは言うに及ばず、一番の問題は男女の賃金格差、非正規雇用者に占める女性の割合が男性の2倍だということ。
家庭を守る、子育ては女性だけの仕事、男性の一歩後ろにというのが、日本です。今も昔も変わらない。
しかもコロナ禍で大きな問題となってきたのは、女性蔑視から派生する経済的、精神的、肉体的DV、ひとり親、女性の貧困です。
いくら津田梅子さんがお札になっても、女性の立場は全くかわらないのです。
男性社会の在り方そのものを変革しなければ、女性の進出などありえないですが、男性は既得権を手放したくないですから、なかなか。
家庭も育児も男女平等、賃金も役職も男女格差なしになるのはいつの日でしょうか。
まずは、男性が意識改革をいたしましょう。女性はもちろん声を挙げ続けましょう。

ライターズバンク

シナリオ・センターには、ライターズバンクというシステムがあります。シナリオ・センターに在籍している方への無料のサービスです。
ある程度力があると認められた方が登録できるシステムで、ライターズバンクに来るオファーをコンペで挑戦してもらって、デビューをしてもらうというやりかたです。
ライターズバンクの登録は、誰でもできるのではなく条件があります。
シナリオ・センターで学ばれている方は力があると思ってオファーをしてくださっているのですから、それに応えなくてはなりません。
ですので、すべての基本の研修が修了して作家集団に入科された方、コンクールなどに入選して公に力があると認められた方となります。
オファーは、様々なジャンルのものをいただきます。
テレビドラマや映画だけでなく、ラジオドラマ、アニメ、戯曲(舞台脚本)、小説、ライトノベル、WEB小説、ゲームシナリオ、ユーチューブなど等。最近は、配信が増えてきて活躍する場所はどんどん広がってきています。

なぜ急にライターズバンクのシステムを紹介したかというと、ライターズバンクに登録している方は600名強、いらっしゃるのですが、常に挑戦する方が案外少ないからです。もったいない、本当にもったいないと思うのです。
自分のやりたいものに絞って挑戦したいと思っていらっしゃるのかもしれません。メジャーな仕事しかしたくないという方もおいでかと思います。
でも、チャンスがあるのに動かないというのは、とてももったいないと思うのです。小さなことが大きな仕事へとつながっていきます。
しかもこれこそ、男女平等。書ける人がチャンスをつかめるのです。

ライターズバンクに引きも切らず、毎月3,4件のオファーをいただけるのは、先輩たちが活躍してくださっている実績があるからです。
でも、どの先輩だって最初からメジャーデビューではありません。ひとつひとつの仕事に実力を発揮して、一段一段階段を昇って行ったのです。
課題をコツコツこなすように、ライターズバンクに登録された方は毎回挑戦していきましょう。
すべては積み重ねです。
そして、がむしゃらにいろいろ挑戦することで、自分の得意な道も見えてきます。
頭の中で「ああしたい、こうしたい」と思っているだけでなく、シナリオを描くように、実際に形であらわさなければ、やれることすら見えてきません。
明日を信じて、どんどん挑戦を続けていきましょう。
まだ、登録まで行かない方は、まず目標をライターズバンク登録においてください。
デビューの一歩は、ここからです。

過去記事一覧

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