今回は小学1・2年生対象でキッズシナリオを実施しました!
「小学校低学年でもシナリオを書けるようになりますか?」というお問い合わせを最近よくいただきます。
「はい、書けます!」というだけでは伝わりにくいと思いますので、放課後NPOアフタースクールさんが運営する台東区立 谷中小学校 放課後子供教室の小学1・2年生に向けて実施したキッズシナリオの模様をご紹介。
=今回の概要==============
・サービス名:「シナリオプロジェクト」
・目的: シナリオ作り
・対象:NPO法人放課後NPOアフタースクールさま 小学1・2年生
・時間:約1時間
※キッズシナリオの詳細
https://sites.google.com/view/kids-scenariocenter/home
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これまで5・6年生 や3・4年生 対象で実施してきました(※)。
今回の1・2年生はどんな風にシナリオが書けるようになったか、広報の齋藤がレポートいたします。
飛び入り参加もOKで、みんなで楽しめるのがシナリオ!
まずは、あだ名を決めるところからスタート。今回は担当の新井だけでなく、NPOアフタースクールの大久保さん、いつもご協力いただいているシナリオ・センター在籍生で映画『15歳の総理大臣』の監督・脚本を手掛けた胡麻尻亜紀さん、そしてわたくし齋藤もあだ名を決めることに。
新井は「あらいかずき」から真ん中の部分をとって「いか」と命名。人生で初めて呼ばれる「いか」。
その他のあだ名も、フルネームから一部を抜き出した「なみ」「まじり」「さい」と決定。
あだ名を決めるのも“ひとひねり”。もうこの段階から、“創作好き”な感じが分かりますよね。
こんな感じで、すこし場が温まったところで本題です。
〇新井:今日は、このイラストのヒーローを主人公に物語を作ってもらいます。
〇生徒さん:泥棒に見えますね。
〇新井:いえ、ヒーローです(笑)。まずは名前をつけてください。
――すると、「どろぼう」「どろすけ」「たぬき」「たぬ」「たぬきのすけ」「き」とどんどん出てきました。今回参加してくれた生徒さんも「物語を作るのが好き!」ということで、ノリノリで考えてくれます。
〇新井:では今度は、年齢・特技・苦手なこと・口癖・性格も考えて、このヒーローの“キャラクター”を考えてみましょう!プリントに書いてくださいね。
――例えば、こちらの生徒さんはこんなキャラクターを設定。
・名前:どろすけ
・年齢:6歳
・特技:ジャンプが高い
・苦手なもの:かれた木
・口癖:とりゃ
・性格:怖がり。明るいところが好き。片づけが苦手。鬼ごっこが好き。
〇新井:「怖がり」な性格で、苦手なものが「枯れた木」っていうのがいいですねぇ!
〇生徒さん:枯れた木は“影”になったとき怖いから……。
〇新井:たしかに!!言われてみれば、ダラーンとしていて不気味だよね。
――他にも、年齢は「0.1歳」、特技は「落とし穴に落ちること」、苦手なことは「人を救うこと」と設定してくれた生徒さんもいて、これには「ヒーローなのに人を救うのが苦手って!(笑)」と周りからツッコミが!
こんなふうに、みんなでワイワイとキャラクター設定をしていきます。
この後、このヒーローの“相棒”のキャラクターも今と同じように設定。
そして、この2人のヒーローをもとに短いシナリオを作成していきます。
皆さん、シナリオを書くのは今日が初めて。だから最初はちょっと悩むこともあります。でもそんなときは新井や胡麻尻さんが子どもたちをアシストします!
そんな中、見覚えのある顔が!なんと昨年参加してくれた5年生の生徒さんがフラリと遊びに来てくれました。
「少し見ない間にすっかりお兄さんになって……(涙)」と、親戚のような気持ちで再会を喜んでいるのも束の間、「みんなの見本になれば!僕も書きます!」と飛び入り参加。キッズシナリオは飛び入り参加、大歓迎です!
もの凄いスピードでキャラクター設定とシナリオを書き上げていきます。
この“先輩”の隣に座っていた2年生の生徒さん。先輩のシナリオを静かに見つめて、「あ!」。どうやら、セリフを書く「」の上に、そのセリフを話す登場人物の名前を書くということに気づいたようです。自分のシナリオに書き足しています。こういった“交流” “勉強”も大切ですよね。結果、シナリオ初心者である2年生の生徒さんも完成しました!
お手本になってくれた5年生の生徒さんが「ちょっと校庭行かないといけないので!」と教室を出て行ったのと入れ替わりに、また見覚えのある顔が!今度は、前回参加してくれた3年生の生徒さんが遊びに来てくれました。
今学期を締め括るサプライズ!
3年生の生徒さんも飛び入り参加。あっという間にキャラクター設定をしてシナリオを書き上げていました。そして、1・2年生の皆さんも無事、シナリオを書くことが出来ました。
2年生の生徒さんからは「今日はこれで終わりですか?続きは書けないんですか?」という嬉しい質問が!そこで新井は急遽、ヒーローの“敵”となるこちらのイラストを取り出しました。
〇新井:今日は時間の関係で出来ないけど、さっきやったみたいにこの“敵”もキャラクター設定をして、シナリオの続きを書いてみてください。
〇生徒さん:家で書いてみます!
――シナリオ作りを楽しんでもらえて新井も嬉しいです。喜びをかみしめながら、「それでは、本日はこれで……」と締めようとすると、飛び入り参加してくれた3年生の生徒さんが新井のもとへ。
なんと、「1年間ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします」というカードとともに、プレゼントを持ってきてくれました!今回のキッズシナリオは今学期最後となり、次回は新学期となるため、その締め括りのご挨拶として、こちらの3年生の生徒さんが代表で来てくれたのです。
新井がもらったプレゼントには、先ほどの5年生の生徒さんからの「シナリオの書き方を学んで、小説がより分かりやすく書けるようになりました」というメッセージも書かれてありました。
この生徒さんは小説を書くことが大好きで、キッズシナリオに参加するたびに、 “新作”を書いて持ってきてくれて、胡麻尻さんが添削&感想を書いて返却する、というやりとりをしていました。
新井はこのメッセージに感動。「こんなふうに言ってもらえて、キッズシナリオやっていてよかった」としみじみ。
新学期(5月~)も、谷中小学校 放課後子供教室の生徒さんに向けてキッズシナリオを実施させていただく予定です。皆さんにもっともっと物語作りや映像作りを楽しんでいただけるよう、キッズシナリオ、パワーアップしていきたいと思います!
※シナリオ・センターのブログで掲載している、これまで谷中小学校 放課後子供教室で実施した模様です。是非ご覧ください。
・短時間でも映像は作れる!/子どもがのびのびと自己表現できる場
※その他、研修の模様は「コミュニケーション力 を上げるシナリオ研修 事例まとめ」をご覧ください。
★今回の模様を「谷中小学校放課後子供教室ブログ」でも紹介していただいております。併せてご覧ください。
【2022年】
・キッズシナリオ~どんなヒーローが活躍?~
【2021年】
・高学年ビッグプロジェクト始動開始!!『シナリオプロジェクト』プログラム
キッズシナリオについて
シナリオ・センターは、1970年創立。優秀なシナリオライター・脚本家、プロデューサー、ディレクターの養成を目的に創設以来、700名以上の脚本家や小説家が誕生しています。
2010年から「日本中の人にシナリオを書いてもらいたい」という思いから、小中学校への出前授業として『キッズシナリオ』プロジェクトを開始。創作を楽しみながら、想像力と表現力が身つくカリキュラムを提供しています。
※キッズシナリオの活動をアシストくださる方、随時募集中です!
シナリオ・センターが小学校・中学校で実施しているキッズシナリオの活動を後押ししてくれるアシストの方々(個人・法人)を募集中しています。手弁当で実施しているので、アシストしてもらえるととても助かります!ご興味のある方は、こちらをご覧ください。
>>https://www.scenario.co.jp/project/kids_assist/index.html