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シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

創作の武器

キャッチフレーズ

春の雪

シナリオ・センター代表の小林です。4月初日というのに、桜冷えです。蓼科では20センチも雪が積もったとか、寒いはずです。
ガソリン高騰で、クリーニング代が4月から上がる、特にダウンの上げ幅が大きいというので、急いで3月中にダウンを全部出してしまったら、まあ、寒い。
今日はダウンがめちゃ欲しいです。三寒四温とはよく言ったものです。

今日から、通常授業になって、受講生の方も講師も顔を見せてくださり、やっと4月の気分。
講師ともず――っと画面越しだったので、ナマ講師(笑)はやっぱりいい。
講師だって嬉しいから、一寸いつもよりハイテンション。「小林さーーん!お久しぶり!!」の声が心地よく響きます。
ちょっと嬉しい気持ち、新たな気分に水を差すのは、今日もまた増えたコロナ感染者。
ま、手も打たずに解除だけしているのだから、増えないことの方がおかしいのですけれど、増えて当たり前なのだと達観するだけではどうしようもありませんね。
私たちはどう過ごせばいいのかと思います。
アメリカでは、PCR検査で陽性となると入院かどうかの判断をして、自宅療養者には治療薬を渡すようにするとか、しているとか・・・。
日本は何をしてくれているのでしょうか。

クリーニング代の話もそうですが、軒並みなにからなにまで値上げダッシュ。一度値上げしたら、値下げはほとんどあり得ないのですから、いったいどうなることやら。
でもです。朝は20センチも雪が積もったという蓼科が、今さっき「夕方には道路の雪はみんな溶けた、春の雪だね」と友人からの喜びのLINE。
値上げも戦争もコロナも、春の雪のように解けて欲しいものです。

公募コンクール

4月は、前にもお知らせしましたが「公募コンクール対策講座」を行います。
シナリオ・センターは、ご存じのように、創作するためのシナリオ技術のみをお教えしています。
テーマは作者のものだし、感性はみんな違うけれど、それをどう生かすかは同じなんです。
シナリオの技術!
で、公募コンクール担当の浅田講師は、徹底して、「何を、どうすればキャラクターを生き生き描けるようになるのか?」「何を、どうすればドラマを描く構成が組み立てられるのか?」この2点を活かしまくる技術をお話しします。
ゼッタイうまくなります。

今月のドラマ誌を拝読していましたら、脚本家の安倍照雄さんが「脚本家をめざす人への言葉/脚本家になりたければコンクールを利用しろ~挑戦するための意味とヒント~」というのを書かれていて、技術論ではないのですが、とても大切なことを33もヒントをくださっています。
さすがベテラン脚本家の経験からの心に響くアドバイスがいっぱいです。
その中からちょっとだけ抜粋させていただきますので、後でドラマ誌4月号を読んでみてください。(安倍先生失礼します)

「『コンクール』鍵が鍵穴に合わなかったからと言って、その鍵が鉄屑になるわけではない。
鍵は鍵、別の穴を探せばいいだけ。あなたの描いたシナリオは決して紙屑ではない。」
「毎日、ペラ一枚は必ず書く。箱(シーン)が決まれば仕事や家事の疲れを言い訳にせず書き続ける。眠たければ駅前のマクドナルドで描く。
太郎『・・・・・・』をいっぱい挟めば200字くらいすぐ書ける。ごまかしでもいい。毎日必ず書く。
習作こそ最良の上達の近道。寝て待つ才能などない。」
「今、コンクール締め切りの季節なんですね。誰かが歓喜し、誰かががっかりする。
けれど挑戦しなくてはこのアドレナリンは味わえない。
コンクールは夢と上達の場所で、挫折と放棄の場所じゃない。
チャップリンは『あなたの最高傑作は?』と聞かれると、いつも「NEXT ONE」を答えていたそうです。さあ、次の高みへ!」

そう、創作に正解も不正解もありません。だから、自信をもって進めばいい。
その時に最大の武器になるのがシナリオの技術なんです。

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