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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

出会いと別れ

143期修了式

出会いと別れ

シナリオ・センター代表の小林です。昨日は4月シナリオ8週間講座の開講、今日は143期シナリオ作家養成講座の修了と、まさに春は出会いと別れの季節という感じです。
といいながら、シナリオ・センターは、講座を修了しても次の研修もあり、講座でお辞めになる方もいつでも戻っていただける体制なので、基本的に別れはないので、出会いへの想いの方が強いです。
出会いは嬉しいけれど、別れはどんないい形にしろ、一抹の寂しさはぬぐえませんものね。
大きな別れを余儀なくされているウクライナ国民のことを思うと心が痛みます。
虐殺されたとかの報もあり、どんな形にしても、人が人を殺すことを正当化はできません。

反戦の声は、日本でもそこここであげていますが、京都の嵐山商店街では、月橋渉(つきはし・わたる)君というゆるキャラが反戦デモをしたり、全国各地で石巻や倉敷など9か所のゆるキャラ(?)が反戦の声を挙げているとか。
誰もが殺されることも殺すことも望んではいないのに、あの桜の元首相は防衛費を増やせとか核共有とか、国民を陥れるようなろくでもない発言をして困ったものです。こうして80年前に太平洋戦争は始まってしまったのですよ。
いつでも起きうることとして、すべての国民は、常に気をつけていなくてはなりません。
それにしても、わずか20名ほどの方をウクライナから救出して帰ってきたと偉そうにしている意味もわからない・・・なんだか困った世の中です。
いろいろな国の人との出会いを大事にできればと思いますが。

基本

通学とオンラインのハイブリッド方式で進められた143期シナリオ作家養成講座の修了式です。
おめでとうございます。
でも、修了といっても、シナリオの基本をマスターしたということで、本格的に自分の創作にかかるのはこれから。
創作力を発揮するためには、ちゃんと基本ができていることが大事なのです。
基本が身についていると、シナリオだけでなく、小説でもゲームシナリオでもアニメでも戯曲でもラジオドラマでもなんでも応用が利くのです。

絶版になっていた出身ライターの故森治美さんが書かれたオーディオドラマの書き方を再版することにしました。
2008年「ドラマ脚本の書き方」として出版されたものですが、映像ドラマとオーディオドラマを比較しながら書かれている画期的なシナリオノウハウ本でした。
森治美さんは、2017年に癌のため70歳で亡くなりましたが、脚本など森治美さんの著作権は、シナリオ・センターに遺してくださいました。
実践的なラジオドラマの書き方の本がないということもあり、受講生の方々から「ラジオドラマの本を」といわれていました。
そこで、再版を思い立ったのです。
久々に再構成するために読み返しました。
とってもわかりやすく映像と音の違い、描き方の違いをみせながら、両方の書き方、作り方を教えていてすごいと思いました。
これはゼッタイに再版すべきだと思いました。
すべては、書き方から始まります。
この基本の技術さえマスターすれば、どんな創作にも関わることができると、再構成しながら確信しました。
4月中にできればと思っていますので、楽しみにしてください。

今日修了する143期シナリオ作家養成講座の受講生の方々は、シナリオの技術という伝え方の基本を習得されました。
これから、シナリオの世界で、これを応用して違う世界へ、どのようにでも羽ばたいていける、羽ばたいていくのか楽しみです。

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