芽吹き１

シナリオ・センター代表の小林です。土手の桜も、もうだいぶ葉桜になってきました。
桜の花は、景色も心も彩ってくれて、春が来たことを感じさせてくれますが、私は若葉に変わるときが大好きです。
青々とした木々が爽やかな気分にしてくれます。
桜への想いをケーキにしてアルバイトの若ちゃんのお誕生祝いをしました。
今年最後の桜、食べちゃいました。(笑)

420年に一度の壬寅、芽吹きの年だというのに、若葉が出てきたというのに、前へ進むのは、進まなくていいロシア軍だけ・・・？
それではまずい。私たちは、前へ前へと進みましょう。
今日は、「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM2022」の運営をされているTCP担当のお二人がミソ帳倶楽部で、新しいクリエイターの力を求めて、お話に来てくださいました。
TCPが求めているクリエイター像・作品やこれまでの通過作品の紹介とTCPならではの傾向、審査時のウラ話、企画部門・監督部門・脚本部門、それぞれの部門ごとに、重視している部分などを長年TCPの運営に携わり、審査の動向や応募者の傾向などを掴んでいる可野さん、北川さんに本音やTCPの今後をお聞きしました。
「プロ・アマ問わず募集」というコンペですから、チャンスは誰にでもあります。
あ、でも、質問があまり出ないですね、こういう時、質問力を持っていることが大事です。
企画は、疑問から生まれてくるものですから。
アマの私たちは、プロには出せない、プロには見えないアマだからこその視点で勝負したいものです。

5月13日は、企画開発費100万円を出してくださるという映画プロデューサー汐田海平さんもお招きします。
まずは、私たちも、花開くために芽を吹きましょう。青々と成長させていきましょう。
みんな、積極的に頑張りましょう！！

芽吹き２

今日は、経産省サービス政策課長でデジタル庁参事官の浅野大介さんのお話を聞く機会に恵まれました。
私はご存じのようにお上を信じていない人なので、ちょっと斜めに構えておりました。(笑)
「教育DXで未来教室を作ろう」本にもなっていますが、GIGAスクール構想で学校教育を変えようというお話を伺いました。
すべての根っこである子どもの教育が大切と、縦割り行政を打破して経産省が文科省とともに新たな学校教育へと動いているというお話でした。一人一台の端末に向けて動き出したプロジェクトは、デジタル化にとってはコロナ禍が追い風となって進んでいきました。
確かに、シナリオ・センターにも、子どもたちの持っている端末を使って、映像を作りたいけどどうしたらいい？という学校からの要請がすごく増えています。
もちろん、喜んでお伺いしています。
私は、お上は容れ物作りばかりで、中身づくりを全くしないと常日頃腹立たしく思い、だからこそ、シナリオ・センターはキッズシナリオを立ち上げたのですから。
ところが、今日の浅野さんのお話を聞いてびっくりしました。
本気で「探求を大事にする」「個を大切にする」学習の中身を創るために動いていたのです。
過日、ご紹介した「夢みる学校」きのくにこどもの村学園や、サイエンスコースを作った広尾学園、大正自由教育の長野・伊奈小学校、イエナプランの茂来学園、不登校特例校の草潤中学校、通信制、単位制の京都芸術付属高校など、新しい教育法を実際に行っている学校を「未来の教室」としてとらえていて、またAI教材のとり入れ方も、学習の仕方も、すべて教育に多い二項対立「経験か教科か」「デジタルか現実か」「対面かオンラインか」「通学か通信か」「文系か理系か」の考え方を捨てようとしています。
いいところなんて全くないお上だと思っていましたが、お話を聞いて、私自身狭量だったとちょっと反省しました。(笑)
でもね、大切なことを進めている裏には、自分たちのためだけを考えている人もいるわけで、現実は厳しいと思います。
だからこそ、常にちゃんと目を向けて、ダメなものダメだと、いいものはいいとみんなで声を出して、ちゃんと考えて動いてくださっている方々をしっかりと支援していきたいですね、子どもたちのためにも。

自分の心で想い、頭で考え、他人に伝える力をもつ人をシナリオで育てたいシナリオ・センターの想いを、私もきちんと伝えていきたいと思います。
キッズシナリオ、子どもの「考える部屋」、応援していただければ嬉しいです。