使途不明
シナリオ・センター代表の小林です。今日も東京は感染者が増えました。
すっかりウクライナ情勢などでコロナは忘れ去られたかと思うほど報道も少なくなったけれど、決して収まっていないのです。
くれぐれも気をつけましょう。
コロナがあまり問題にされなくなったせいなのか、隠したいからなのかわかりませんが、あまり報道されていない国民全員が怒るべきこと、これこそ怒り狂うべきだと思うことがあります。
私達は、もっとちゃんとお上のやることに目を向けなければ好き勝手なことをやりまくるのだということがよくわかります。
なんとコロナ予備費の9割、11兆円が使途不明なのだそうです。1割ではない9割ですよ、9割。なんにも把握していないのと同じ。
一体どういうことなのでしょう?正確に分かっているのは6・5%の8000億強だけなのだとか。
使途不明は11万円ではないのです、11兆円です。
これほど大きな額が使途不明って、どうやったらできるの?いったい誰が何に内緒で使ったのでしょう?
これって、私たちの税金なのです。私たちが必死に働いて払ったものなのです。
他人のお金を勝手に使って、何に使ったのかわからないなんて平気で言う、知らんぷりするなんて話はあり得ない、国民全員で怒り狂ってもいい話です。怒りましょう。
1円たりとも、使途不明にしてはいけないのです。
税務署は、私たちにはいつも言っていますけれど・・・。
おしゃべりな部屋
出身小説家の原田ひ香さんの「三千円の使いかた」(中央公論新社)が53万部を突破しました。
幸せになるお金の使い方を楽しく教えてくれるこの本に、多くの読者が感動しました。
家計管理をちゃんとしないと暮らせないのですよ、庶民は。
10円だって、使途不明にはできないのです。
その原田ひ香さんが「刺さる、刺さる……!読み終えるころには前向きに『お片付け』ができるようになっている、不思議な物語です。クローゼットが、すかすかになりました。」とご推奨の本。
それは、出身小説家でプロデューサーで脚本家の川村元気さんが書かれた「おしゃべりな部屋」(中央公論新社)
あのコンマリこと近藤麻理恵さんが片付けてきた1000以上の部屋にまつわる実話をもとに、川村さんがファンタジックにそれでいて実践的な何とも言えない不思議な7つの部屋の物語を書かれました。
片付けコンサルタントのミコが、7つのおうちでお片付けを手伝っていくのですが、それぞれの持ち主の人としての想いや関わりが心を打ちます。
自分がしたかったことと向き合い、自分の想いと向き合い、親の愛を知り、子どもとの思いを感じ、夫婦、親子の愛を抱きしめ・・・それぞれがものを整理することで、自分を見つめ直していきます。
整理するって、そういうことかもしれませんね。
ミコが言う(コンマリさんだけど)「ときめくかどうか」って、自分に対する判断ですものね。
「片付けとは自分を知ることであり、自分の好きなところを見つけていく作業でもある。
最近はスマートフォンを片手にSNSに取り憑かれ、他人からどう見られているかだけが気になっている人にもよく出会う。
そういうときは、部屋の片づけをすることをおすすめしている。
自分はどんな部分に不要なコンプレックスを持っていて、どんな個性を大切にしていくべきなのかを、片づけを通じてものたちが教えてくれる」と。
小説の7つの部屋は、絵本作家の大桃洋祐さんのカラーイラストに彩られ、気持ちよく読み進められます。
お片付けの最も大切な5つのステップは、
Step1「理想の暮らし」を考える
Step2「モノ別」に片付ける
Step3触れた瞬間に「ときめき」を感じるかで判断する
Step4正しい順番で片付ける
Step5家にある「あらゆるものの定位置」を決める
この本は、原田さんがおっしゃるように、見事に刺さります。
自分探しを、クローゼットから始めてみませんか。