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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

成長

もう、子どもじゃない?~はじめてのなやみ、はじめての恋~(角川翼文庫刊)

誕生会

シナリオ・センター代表の小林です。ようやく差し込んできた新緑の光の中で、今日は気分よく5月生まれの誕生会をしました。
毎月の誕生会では、青山のキルフェボンのケーキが多いのですが、チョコレートケーキご所望ということで、老舗トップスのチョコレートケーキとチーズケーキにしました。
すぐ近くにはピエール・エルメだとか高級チョコレート店もあるのですが、新井が大好きだったトップスのチョコレートケーキを選んでくれるなど、5月生まれのスタッフの気遣いも嬉しいものです。
今日が誕生日のもうだいぶ前に退職した事務局長にも声をかけて、3人の5月生まれのお誕生会をしました。
お誕生記念登山をしていた事務局長は、慌てて高尾山から駆け下りてきてくれました。○○歳、今日も元気です。(笑)
天気に恵まれていたせいか、平日にもかかわらず高尾山は混んでいたそうです。
みんな、美味しい空気が吸いたいんですねぇ~。コロナ退散!!

ワイワイしながらケーキを食べていたら、センター創立から講師でいらした今村先生からお電話。
出身ライターの岡庭さん、仲村さんは、今村クラスだったので、月刊シナリオ教室で活躍ぶりを読んで嬉しくてというお話に、92歳になられても、未だにシナリオ・センターとつながってくださっていることがありがたく、熱い想いになりました。
本当に、幸せなことだと思います。講師も生徒さんも。
今日もシナリオ・センターやっていてよかったと思えることに感謝です。

もう、子どもじゃない?~はじめてのなやみ、はじめての恋~

脚本家で小説家の福田裕子さんの新刊が出ました。
「もう、子どもじゃない?~はじめてのなやみ、はじめての恋~」
思春期の女の子にとても寄り添った児童書になっています。

大人でもない主人公の女の子たち春花、なつき、千秋、美冬の4人がそれぞれの心や体の変化に悩みながら解決していきます。
春花、なつき、千秋は小学5年生、身体も心も変化の時期です。
美冬は千秋の姉中学生、妹とその友達3人の良い相談相手ですが、美冬にはリョウという彼氏がいて、幸せですが不安もあり、まさに思春期を向かえています。
この本は、それぞれの女の子が章に分かれており、それぞれの悩みを産婦人科の先生がアドバイスしてくれるという面白い構成です。
恥ずかしい盛りの女子たちにとって、とても分かりやすいだけでなく、お話がポジティブでそれぞれの女の子に寄り添って、気持ちよく素直に受け止められるように書かれています。

第1章は、春花。小学校5年生は胸も膨らんできて、ブラジャーをするかどうか悩む時期。そんな女の子と違って男の子はまだまだ子供で「オッパイデカイ」とか気にせずふざけてきます。そんな悪ふざけに傷つきながら、春花の胸のふくらみは・・・。初めてのブラジャーとの出会いです。
第2章はなつき、初めての生理に不安になって。第3章は春花、運動会でのストレスから生理痛がひどくなって。第4章は千秋、好きになった男の子はLGBTで、第5章は美冬、クリスマスに彼氏にキス以上を求められて・・・。

そんな思春期のどこにでもある女の子の悩み、でも、他人にはとっても打ち明けにくい悩みを、友情と恋を描きながら、アドバイスしてくれる素敵な本になっています。
また産婦人科医のサッコ先生が各章で、お医者さんとしてきちんとアドバイスしてくれていて、心も体も成長する女の子たちを安心させてくれます。

昨今、子どもの性教育をどうすればいいかということがクローズアップされていますが、大上段に構えるのではなく、この本のようにお話からスーッと入るとわかりやすく、自分だけでなく、誰もが持つ感情や不安なんだということがわかるのではないかと思います。
福田裕子さんが、それぞれの主人公の悩みに寄り添っているからこそ、「はじめてのなやみ、はじめの恋」に自然と向き合える本になったのだと思います。
思春期のお子様がいらしたら、お勧めです。

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