視点のずれ
シナリオ・センター代表の小林です。東京のコロナは、ここ数日前週を上回っています。暑くなって「マスクがつらい」という時期になんか嫌な感じですが、気をつけるしかないですよね。
昨日今日の石川県付近の地震も怖いです。
もう自然災害だけでもうんざりなのに、その上参議院選挙前だというのに、あちらこちらで嘘寒い言葉だけが空回りしているようで、うんざりです。
私たちは、色々な意味で見極める力をつけないといけないのだと本気で思います。
お上が「ほかの国から比べると値上げ幅は少ない」みたいとことを平気で言うのは信じられません。
「ほかの国より賃金が上がっていない」ことも言わないと片手落ちというものです。
この大変な時期に、子ども食堂6000ヶ所に増えたといわれれば、「応援する」というお上は、本末転倒。
子ども食堂が増えるというのはお上の政策の失敗だということに、何故気がつかないのでしょうか。
応援じゃなくて、あなたたちが子ども食堂などなくてもいいように、しなくてはいけないのですよ、わかっているのかなぁ。
この国のお上は、老人、子ども、貧困者、弱いものは捨てちゃう姥捨て山政策しか考えられないのでしょうか。
カナダの大学で「日本は薬物も犯罪も少なく、怠惰ではなく勤勉で労働時間も長く、スキルも高いのに貧困に陥っているのは世界に例のない完全な「政策のミス」だ」という論文が出たとか。まさにね。
そんなお上をストップさせなくちゃ、いつまでも金持ち一辺倒では、子どもの未来は、いや私たちの未来もありません。
シナリオS1グランプリ
明日は、シナリオS1グランプリの授賞式が行われます。
今回は、受賞者の方は、大阪校の方以外はリアルにご出席していただけるようで、ちょっとにぎやかな感じがします。
授賞式は、受賞された方のためだけではありません。
これからコンクールに挑戦しようとする方こそ、参加して欲しいのです。
説明会や相談室で、よく質問されることがあります。「描く時間はどのくらいかかるのか」と。
そんなこと聞かれても、それぞれ人によって異なるのでお答えに窮するのですが、でも、やはり気になりますね。
受賞者の皆さんが各自どのように執筆されたかのお話をお聞きすると、なんとなく実感することができます。
また、20枚シナリオが素といわれてもどうやって長編にすればいいのかわからない方もいらっしゃるでしょう。
そんなことも受賞者各自の方法を知ることで、自分が何をすればいいのかが見えてくると思います。
どなたのやり方にシンパシーを感じるかは、それぞれですけれど、いいお手本になるはずです。
授賞式後、「コンクール対策講座」として、審査員の浅田講師が、どうすれば受賞することができるのか具体的にお話します。
ただ、描きたいものを描けばいいのではなく、どう見せるのか、どう伝えるのか、基本の映像表現の技術を使って描くことが大事です。
今回ほど評価が割れたことはなかったと浅田講師が言っています。
そう、作品に正解はなく、私が面白いと思うものを誰もが面白いと思うわけではありません。
映画やドラマを見ても、それぞれの感想があります。
100%の正解や、100%の支持はあり得ないのですが、描いたものがどれだけ多くの人が面白がってくれるかは、伝え方次第です。これが技術です。
キャラクターに2面性はあるのか、葛藤は描かれているのか、どちらも正しく思える対立になっているか、伝えたいものが明確に描けているのか・・・。
コンクールは受賞することはもちろん大切ですが、自分の作品がどう人に読まれるのかを知る手立てになります。
落選される方の方が圧倒的に多いのですから、受賞者と何が違ったのかを知ることは、自分を知る手立てになるのです。
如何に自分の作品を客観視できるか、他人の話を聞くことができるか、プロへの道の第一歩です。
一次で落ちた人、二次で落ちた人、三次で落ちた人、最終で落ちた人、グランプリに手が届かなかった人、それぞれが何をすればよかったのか知って欲しいと思います。
明日18:30から始まります。ワンコインで参加できます。ハイブリッド(通学&オンライン)で行います。
当日でも間に合いますから、参加してみてください。
そして、コンクールへ挑戦する術を手に入れましょう。