お勉強
シナリオ・センター代表の小林です。表参道暑い!港区暑い!全国的に暑い!その上、あちらこちらで豪雨。気候災害は日本だけではなく、世界中。
天の神様は、よっぽどお怒りなのかと思います。
そりゃあそうでしょう。
今の世界中のダメさ加減を見ていれば、もう地球なんて、人類なんて、つぶしてもいいよねと思われても仕方がありません。
それにしても、腹立たしいだけでなく、悲しいのは、これほどまでに日本人が堕落しているとは思いもよりませんでした。
未成年者に手を出しても議員辞職しないおじさんたち。吉川議員だけでなく、ひどく身近な港区にもいました。維新のわいせつ罪で逮捕されたのに辞職しない赤坂区議という人。
議員以前に人として問題なのに、なんで居直って居座っているのでしょう。よっぽど美味しいのですよね、議員という甘い汁。
それにしても、政治家というのはお勉強をしていないのでしょうか。
三権分立も知らないみたいだし、憲法の意味もわからないみたいだし、昨今では、政教分離もわからないみたいです。
政教分離というのは、政治と宗教が一緒になっちゃいけないよということです。
まさか、政治と教育が分離という意味だと教わったなんて言い訳でもする?(笑)
「名前を貸しただけ」「祝辞を送っただけ」「イベントに顔を出しただけ」「支援・応援してもらっただけ」誰一人とも悪いと思っていない。
普通に考えたって、知らない人や知らない会社に「名前を貸す」なんてありえないでしょ。
「政教分離」とはなにか、そんな言い訳は通らないということをちゃんと勉強して、顔を洗って出直してこい!ってもんです。
ああ、厚顔無恥という言葉も知らないんだろうなぁ。この人たちは。
どうしてこういう人たちが選ばれちゃったんだろう。涙・涙・涙!
夏の1日
今週の土曜日にサマーゼミナールが行われます。
「パッとしないシナリオ」を、基礎講座で教わり、普段のゼミや通信で20枚シナリオで培ったシナリオの技術を使って「パッとするシナリオ」に変えるというちょっと変わった直しのゼミナールです。
東日本大震災が起きる前まで、シナリオ・センターは、ホテルにこもって3日間の合宿を行っていました。
300名の受講生が一堂の集まる大規模な合宿でした。
震災後は泊りがけをやめて、コロナ禍になって合宿そのものができず・・・。
ですが、でも、でも、皆さんの為になる夏にしたい、その気持ちは変わりません。
合宿でも、同じように書いてもらって、そこでゼミナールをしました。直しもしました。
昔のように3日間フルではありませんが、中身は、もっとブラッシュアップして、皆さんがきっとステップアップできる時間になるように作りました。楽しんでくださいね。
新井一がその昔、夏合宿でこんな話をしています。
「ゴジラの名前を決める時、東宝では企画マンを15・6名集めて、ブレーン・ストーミングをやったんです。怪獣映画というので『~ザウルス』というのが多かったのですが、一人の人が『ゴジラはどうでしょう?』『そりゃあなんだい?』と訊いたら『ゴリラとクジラの合いの子なんです』(笑)
それは、面白いというので決まったのです。
ゴジラのキャラクターを決める時、まず弱点を考えた。
『電気に弱い』とか『くすぐられるとダメ』(笑)とか色々出て、『炎を3分しか吐けない』というのがいいじゃないか。
メカゴジラと戦う時、3分しかもたなければ、観客はヒヤヒヤハラハラするだろうと。
ただ強くて、次々に敵を倒すのでは、観客はハラハラしませんね。
主人公の弱点、欠陥、ダメな部分を探すことです人物に弱みを付け加えると、ドラマが生き生きとします。
それからクライシス。危機が必要です。初めからうまくいっては面白くありません。
恋愛でも、初めからうまくいっては面白くありません。喧嘩したり、嫌われた方がドラマになる。
エンタテイメントと芸術性というのは、水と油みたいな関係ですが、これをうまく混ぜ合わせると、素晴らしい作品になります。」
ちょっとヒントになりましたか?実はこれ本題に入る前の枕なんです。
本題は、水と油をどうやって混ぜるかというお話。
ここから先は、ちょっとだけヒントだしますから、皆さんで考えて、サマーゼミナールで実践してみてください。
①魅力ある素材とはなにか ②新鮮なアイデアがあるかどうか ③テーマに共感を呼ぶものがあるか ④ストーリーの展開は面白いか ⑤人物に魅力があるか ⑥出だし(起)は興味深く、意表をついているか ⑦面白いセリフがあるかどうか ⑧面白いディテールが描けているか
この夏、あなたのシナリオを、トコトン面白くしてください。