キャラクター?
シナリオ・センター代表の小林です。コロナの蔓延は、お上はあまり問題にしていないようで、経済が止まるのは困るっていうけれど、もっと広がったらにっちもさっちもいかないようになるのではないでしょうか。
原発もそうだけれど、危機管理がなさすぎの気がします。後手後手に回っているといつもいわれるけれど、後手ではなく最初から最後まで危機管理ができていないからですよね。ため息ばかりの毎日です。
たぶん、今はコロナよりも国葬と旧統一教会で頭がいっぱいなのでしょうね。
「何が問題かわからない」という自民党福田総務会長。
「霊感商法、献金強要は認識していた」と宣う岸防衛大臣。
政教分離も反社会的勢力も知らないらしいです。彼らの中に定義というものがないらしいですが、憲法も読んだことがないのでしょうか。
憲法も読めない人達が改正というのもものすごく怖いです。
政治問題というよりも、人としての問題だと思います。
こんなキャラクターをドラマで描いたら、「ありえない」とか「視聴者に理解できない」とか怒られますよ。
ツイッターで出身作家の乃南アサさんが「どうして自民党内から怒りの声が上がらないんだろう。
『政党ごと、乗っ取られてると思われるのは我慢ならない』とかって、誰も言わないの?
ぜーんぶ、統一教会なの?」
本当ですよね。自民党の中にもまともな方がいらっしゃるはずなのに。
どうか、まともな姿をどなたか見せてくださいませ。悲しすぎます。
新版「橋田賞」
昨日は「橋田賞」のお話を、橋田文化財団の山崎理事がお話ししてくださいました。
今年の「橋田賞」の大きなポイントは、橋田壽賀子さんがお亡くなりになったので新たな形で再出発ということです。
その新たな形の一番大きいなところは、「映像化」です。
橋田賞新人脚本賞を受賞されると、プロの手で映像化されるということ。
割とコンクール作品の映像化というのは、新人の脚本を新人ディレクター、プロデューサーが、新人俳優を使って作るというのが多かったのですが、橋田賞は、新人は脚本家だけで、大御所石井ふくこさんをお目付け役に、経験豊かなディレクター、プロデューサーがテレビ業界で活躍する俳優、スタッフをキャスティングして作品を制作しますと。
最強なチームで映像化してくださるのだそうです。
選考委員は、NHK、民放のプロデューサー、ディレクターの方々だそうで、相当厳しく審査されるのではないかと思います。
その中で選ばれたら相当なもんですよ。テッペン目指して頑張りましょう。
テーマ、課題はありません。ご自分の好きなものを描いてください。
昨日、質問がたくさん出ていましたが、それは橋田賞だからホームドラマを書かなくてはいけないのではと考えてしまったのだと思うのですが、1時間のドラマ、骨太の人間ドラマなら、時代劇は予算的にNGになりそうですが、どんなジャンルでもOKとのこと。
あなたらしい視点で、どんなものを描けばいいのか考えてください。
新井一は、どんなジャンルでも「ドラマとは人間を描くこと」と言っています。
映像は配信で行われるので、そのことも頭に入れてどんな視聴者に当てて描くかも考えましょう。
あ、賞金は100万円です。
締め切りは9月30日、例年より1ケ月早いですからお間違えのないように。
奮ってご応募ください!!
初の映像化が、シナリオ・センター生のホンでできたら嬉しいです。