さあ
シナリオ・センター代表の小林です。来週、久々に大阪校へ行きます。
6月にちょっとコロナが下火になったかなと思って予定をしていたのですが、また増えてしまったのでどうしようかと先週まで悩んでいました。
でも、もう2年以上大阪へは顔を出していないのでこれが限界かなと、しかもこの秋のシナリオ作家養成講座は100期という記念すべき期でもあるので、「行くぞ!!」と説明会を決行することにしました。
大阪のコロナはイソジンがあれば安心なので。(笑)毎月のように出張している友人からは「恐れにたりぬ」と喝を入れられてしまったし。
とはいえ、久々の遠出、気をつけてでかけようと思います。
というわけで、月曜日はお休みさせていただいて、久々の大阪校でお話をさせていただこうと、ちょっと乗っています。
やっぱり、じぃーっとしていることに飽きてはいますよね。
国葬に2億5千万円も国の予備費から出すと閣議決定したそうです。
勝手に決めないでよね。税金って、私達が払っているのですけれど。
国民の半分以上が反対しているのに他人のお金でやるなんて、どういう思考回路なのでしょう。
さすがに府省庁に弔旗の掲揚や黙とうを求める閣議決定は見送りとか。
この中途半端さはなに?どうせ国民の意見なんて聞かないのだったら「国葬やらなかったらばか」とはっきり言ってみたらどうでしょう。
知ること
そろそろ、夏休みも終わります。もう始まった学校もあるようですね。今年はずーっと暑いから、もう少し休みたい感じです。(笑)
今、夏休みが終わらないうちに行かねばと焦っている展覧会がひとつあります。
9月4日で終わってしまうのですが、「かこさとし展2022」
不朽の名作「だるまちゃん」シリーズでおなじみの絵本作家のかこさとしさんの展覧会です。
かこさんの絵本は大好きで、子どもに読み聞かせもしていました。私はだるまちゃんにでてくるてんぐちゃんのキャラが大好きです。
郷土玩具をモデルにしたキャラクターは、単純でいて奥が深いのです。
かこさんは、科学者でもあるので体のメカニズムを知る「たべもののたび」とか色々な分野で、子どもたちに向けてわかりやすく楽しい絵本を書かれています。
今回是非見たいなと思っているのは、楽しい絵本とはちょっと別物かもしれません。
アメリカ軍のB29に飛行機で体当たり攻撃をした特攻の様子を描いた絵です。
当時、高校生だったかこさんが東京で目撃した光景を、戦後に描いたものだそうです。
初めて知ったのですが、練馬・光が丘から東京の上空を飛び立った特攻隊があったのです。成増飛行場があったのだそうです。
知らないことが多すぎるといつも情けなく思っていますが、知覧のことは有名ですし、いろ機いろと描かれていますから知っていましたが、自分が住んでいる東京、足元からまさか特攻機が飛び立っていたとは思いもよりませんでした。
彼らのおかげで授かった命としては、こういうことをちゃんと知っていなければいけない、伝えていかなければいけないと思っています。
もうひとつ興味深いのは、かこさんの科学絵本の集大成となるのが、最晩年に描き残された「宇宙進化地球生命変遷放散総合図譜」(複製)。
生きとし生けるものへの愛情と理解を最後の最後まで探求し描き表わそうとした、かこさん渾身の一枚だそうです。
幅5メートルにも及ぶこの大作が初めてお披露目されています。
かこさんは、常に子どもたちのことを考えていました。
読んで楽しいことはもちろん、子どもたち自身の頭でよく考え、個々の可能性を切り開くため、表現に工夫を凝らした絵本をたくさん作られています。
どの絵本も、子どもが他人との違いや多様性を考えられるように、絵本から発見やひらめきを感じられるように作り上げています。
ロクでもない大人が多い中、かこさとしのような子供が自分で成長できるように見守る大人が増えていってほしいと思います。
もしまだ、ご覧になっていらっしゃらない方がいらしたら、どうぞ渋谷のBUNKAMURAへ行ってください。子どもは無料です。