エリザベス女王
シナリオ・センター代表の小林です。今朝の第一報は、エリザベス女王のご崩御のニュースでした。
96歳、70年以上女王として英国の誇りの象徴でした。
訃報直後、バッキンガム宮殿に二重の虹がかかったと大きく報道されていました。
それほど、エリザベス女王の死は、尊厳のある崇高なものとして英国民がとらえているのでしょう。
弔意も世界中から寄せられ、多くの賞讃を浴びているのはお人柄によるものだといわれています。
議会の承認を得て国葬となるそうです。議会の承認を得てね。
エリザベス女王に対してとても不敬な失礼なことと思いますが、何もかも違うなとついつい比べてしまいます。
まともではないそんな日本が悲しいです。
燐光のイルカたち
ここのところ、舞台が動き出しています。
コロナで延期になったりもしますが、なんとかできるようになって、観客の入れ込みも普通になりました。
観劇する分には、観客はマスクして一斉に舞台に向いているので全く問題はないと思いますから、どんどん見に行きましょう。
「舞台脚本コンクール」「戯曲講座」でご協力いただいている青年座さんの舞台が9月23日から上演されます。
「燐光のイルカたち」9月23日~10月2日 ザ・ポケット(中野)
青年座さんは、「創作劇の上演」にこだわり同時代を生きる劇作家の新作書き下ろしを上演してきた劇団です。
なので、時代の風を読んだ作品が多く、観客の共感を呼ぶ舞台となっています。
特に次代を担う若手劇作家の書き下ろし作品は、青年座さんにとって重要な位置付けになっていて、今回、初めて青年座さんに新作を書き下ろすのはピンク地底人3号氏。
関西を活動の拠点としているため、東京ではまだあまり知られていませんが、日本劇作家協会新人戯曲賞受賞やOMS戯曲賞佳作受賞、昨年度の岸田國士戯曲賞で最終候補になるなど、知る人ぞ知る注目の劇作家さんだそうです。
シナリオ・センターと行っている「舞台脚本コンクール」は、こうした次代を担う若手の育成にも力を入れてくださっているからです。
「舞台脚本コンクール」も11月には受賞発表となりますが、実際に舞台を拝見するのも勉強になりますので、楽しみながら創作のエネルギーをもらいにいきましょう。
「その都市には南北を分断する壁が立っている」
南北を分断する壁が建っている日本の架空都市を舞台に、過酷な現実を懸命に生きる、兄弟たちの物語を描きます。
制作の川上さんは「舞台脚本に興味をお持ちの方にとってはとても刺激になる作品になっています。
演出には演劇界の第一線で活躍する宮田慶子が務め、若手俳優中心のメンバーで上演に臨みます。どうぞ、ご期待ください。」と。
シナリオ・センタ―にお申込みいただくとセンター割引きでご覧いただくことができます。
芸術の秋、創作の秋を楽しみましょう。