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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

固定観念をぶち壊せ!!

シナリオ・センター代表の小林です。出身の小説家鈴木光司さんが「エッジ」で、アメリカの文学賞「シャーリー・ジャクソン賞」長篇部門を受賞されました。おめでとうございます。
「僕は今、世界でもっとも幸運な人間であると実感しています。『善とは何か』という問題を宇宙レベルにまで拡大させたのは『エッジ』のテーマです。」と喜びの声を寄せていらっしゃいました。

鈴木光司さん

文学界の松岡修造こと、熱い男鈴木光司さんは、シナリオ・センターでも伝説の男。

作家集団で「リング」を毎週読み、周りの反応をみて、ドンドン怖くしていった方です。作家集団のお仲間は、ただただ毎週楽しみに次の展開を待っていたとか。なので20枚ごとに怖いのが「リング」です。
鈴木さんは、いつもセンターの後輩たちに熱いメッセージをくださるのですが、小説を書くなら「固定観念をぶち壊せ!」とおっしゃっています。
常に固定観念をぶち壊して人の見ない視点での発想をお持ちだからこそ、こうしたすごい賞を受賞されるのでしょうね。 

賞といえば、「富士山・河口湖映画祭シナリオ大賞」は、必ず映像化していただける受賞者にはとても嬉しい賞です。映画祭のシナリオコンクールとしては稀有なことで、プロの監督が撮ってくださいます。
7月19・20日の両日、4・5回目の受賞作「鐘楼のふたり」と「ジョフクの恋」が上映されます。両日とも、受賞ライターの吉田忠史さん(作家集団)、松永良平さん(山梨大前シナリオ教室)、出演者の舞台トークが行われます。作家集団の講師大前も参加します。
19日は、「富士山・河口湖映画祭シナリオ大賞」の審査委員長柏原寛司さんが、駆けつけてトークに参加してくださるそうです。
受賞者もシナリオ・センター、監督の五藤監督もシナリオ・センター出身、審査委員長の柏原寛司さんもシナリオ・センター出身と、もうセンター色の染まってしまっている上映会(笑)ですが、「富士山・河口湖映画祭シナリオ大賞」を狙っている方は、ゼッタイに見逃せない上映会です。
会場は、センターの近く渋谷です。ヒューマントラストシネマ渋谷で、21時15分からのレイトショーです。お楽しみに。金曜日、土曜日の夜クラスでも、授業が終ってからでも間に合います。


6回目の受賞作「帰来のウエディングブーケ」は、改題して「ブーケ~a bouquet~」となって7月10日クランクアップしたそうです。
こちらも実は、シナリオ・センター大阪校の西史夏さんの作品で来年の映画祭で公開します。


ありがたいことに、どのコンクールにもシナリオ・センターの方々が入賞してくださいます。「イカサマみたいだね」とプロデューサーの方に言われたこともありますが、まさに。(笑)言われてもおかしくないくらいの入選ぶりです。
その後の出身ライターとしての活躍を見ていただければ、いかに実力かがわかります。
特に、シナリオ・センター出身のすごいことは、デビューから1、2本で消えることなく(案外多いのです)、長く活躍できることです。
それは、いつも申し上げていますが(耳たこでしょうが)ひとえに基本の力。基本の技術があるからこそ、長くいいものを書いていけるのです。
これから、プロになろうと思われている皆さんは、焦ることなくきちんと基本の力をつけてください。王道は基本の力こそです

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