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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

知る

旅路

覚悟

シナリオ・センター代表の小林です。3日間も「表参道シナリオ日記」をお休みして、失礼いたしました。
実は3年ぶりに大学の友人たちと旅行へ行ってまいりました。
お休みをいただいたので、体調をご心配してくださった方も多々いらして、「遊びに行ってきま~す!」と最初から申し上げればよかったとちょっと後悔しています。ご心配いただきありがとうございました。
美味しいもの食べて飲んで、おしゃべりして、温泉に浸かって、爽やかな空気を胸いっぱい吸って、ストレス発散して元気に戻ってまいりました。
今年残り2カ月は、これで元気いっぱい乗り切って、新しい飛躍の年、ぴょんと飛ぶ兎年に行きたいと思います。

下世話な話ですが、ついに小室圭さん、NY司法試験合格とのこと、おめでとうございます。
よかったとは思うものの、私自身は、小室さんの司法試験の合否には、まったく興味がありません。だって、親戚でもないし・・・。(笑)
眞子様の連れ合いだから、事実確認は仕方がないとは思います。
ただ、そのたびに全くの他人が彼に無能だの非常識だのの烙印を押したり、夫婦のあり方にまで色々と口出す、週刊誌の見出ししか知りませんが、何故ここまで本人と関係ない人達に言われなきゃいけないのかと気の毒に思うのです。なので、とりあえずは合格してなによりだと思いました。
でも、議員など政治家については、すべてを明らかにすべきだと思うし、常にマスコミにさらされることも、いろいろ言われることも当然だと思っています。
日本の人口1億2500万人うちのわずか700人ちょっとの国会議員は、選ばれた者として身も心も潔白であらねばならないし、すべてをさらけだし、国民のために率先して死ねる覚悟で議員としての生きるべきだと思うのです。
一般ピープルではない、年間8600万円ももらうのだから。
私たち国民の生活、ヘタしたら生存権すべてを握る人になるのだから。
覚悟のない奴は、上に立とうとなんて思うなよ!って言いたいです。

老人

今が旬なのかと思うほど、老人ものが目につきます。
それは私が老人なので、吸いついてくるのかしら。(笑)
75歳以上は死を選べる話の映画「PLAN75」、認知症の母親との交流を描く出身ライター川村元気さんの映画「百花」・・・。
現在放映中のドラマ原田ひ香さん原作「一橋桐子の犯罪日記」(NHK)、その原田ひ香さんの最新作月曜日にご紹介した「老人ホテル」、手元についたばかりの内館牧子さんの著書は「老害の人」。
で、今読んでいるのは「年寄りは本気だ」養老孟司さんと池田清彦さんの放談。
ま、老人ものが売れるというのもむべなるかなで、老人人口は多いですからね。

20枚シナリオなどで老人を描いているのを見ると、作者の年齢に寄って、老人の定義が違うことがわかります。
10代、20代だと、たぶん自分の祖父母が60代だからでしょうか、老人は60代。30代・40代だと70代。50代以上だと70代から80代。
作者の年代と実の祖父母の年代がリンクしているのだと思いますが、すべてがそこで描いてしまってはいいものは書けません。
実際の老人(いくつからわかりまんせんが)にすると、60代で老人とは失礼だと感じたり、今の70代、80代はこんなに年寄りぽくないと思ったり。(笑)
若い方が描く60代のおじいさんのセリフ「わしは、~じゃが」今時言わんわ。
自分もこう見られているのかと思うと胸が痛くなるという講師もいます。(笑)

老人だけのことではないのですが、今の自分以外の年代を描こうとする時、案外感覚でとらえています。
ここは、しっかりと調べて欲しいところです。
嘘っぽくなってしまうし、伝わりにくくなりますから。
シナリオ・センターの受講生は、中学生から90歳に近い方まで、年代もマチマチ、色々な経験を持っていらっしゃる方たちの集まりです。ご自分とは違うなと思う方とか、年齢が離れている方とかと積極的にお付き合いしたり、お話しして欲しいと思います。
創作って、どれだけ想像力を持つかだけれど、その想像力を広げるには、どれだけ色々なことを知っているかだと思うのです。
他人との交流は、想像力を大きく、広く、深くしてくれます。

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