シナリオ・センターの開講情報をお知らせします。ドラマや映画だけでなく小説、戯曲、漫画やアニメの講座の開講、コンクール対策講座もあります。
118期チューターの田中です。
前回の講座は『セリフの技術(3)』、シナリオの発表でした。
発表とは、『セリフの技術(2)』で書いていただいたぺら3枚のシナリオをみんなの前で読んでいただく時間です。
みんなの前で、自分のシナリオを読むなんて・・・
考えただけで緊張しますよね。
でもこれはシナリオ技術が上達するための訓練でもあります。
自分のシナリオを読み聞かせることで、まず自分のシナリオを「客観的」にみることができます。
ちなみに基礎科(シナリオ作家養成講座又はシナリオ8週間講座)を修了されると、ゼミに進級していただきます。こちらでは仲間と講師に自分のシナリオを聞いてもらい、シナリオの技術を磨いていただきます。
ゼミでは、仲間からは一視聴者としての感想、そして講師からは講評をもらいます。それを次回の課題に反映し、シナリオの技術を上達させていくのが、シナリオ・センター、ゼミのノウハウです。
出身ライターの方たちも、そうやって技術を磨いてプロになっていかれるケースが多いのですし、ゼミ受講の途中でプロとして活躍されていった方も、
「ゼミを最後までやっておくべきだった」
とおっしゃる方も実際にいらっしゃいます。
作家養成講座のこの発表の時間は、ある意味、ゼミのプレ的な時間なのかもしれません。
すこし話はそれましたが(汗)、
ある設定(お題)のもとに書いていただいたペラ3枚のシナリオですが、
みんな同じ設定なのに、それぞれ全く違う話です。
人がひとりひとり違うのと同じように、シナリオもそれぞれ全く違うんだなぁ。
そんなことを改めて感じる118期チューターの田中がお送りしました。