コラボ
シナリオ・センター代表の小林です。久しぶりに元スタッフが大阪から来てくれて、楽しくランチしました。
折に触れ連絡を取りあっているせいか、もう退職して数年たったはずですが、いつだったかも定かではないほど未だに在籍しているような付き合いです。一緒に定年退職したスタッフもそろい、ワイワイおしゃべり、みんながいつまでも仲良く付き合いができることは、とても幸せなことだと思っています。
付き合いといえば、是枝監督と脚本家の坂元裕二さんがオリジナル映画を創られたとか。プロデュースは出身の川村元気さん。今までご自分の作品はご自分で脚本を書かれてきた是枝監督が、坂元さんだからこそ初めて脚本を他人の手に委ねたそうです。
お互いがリスペクトしている、お互いの作品を観て信頼しているからこそなのでしょうね。
「怪物」というタイトルです。川村元気プロデュース、坂元裕二脚本、是枝裕和監督って・・・めちゃくちゃすごいコラボ、どんな作品なのかドキドキするほどです。
一昨日、落語と歌舞伎の「コラボ忠臣蔵」を観ました。国立劇場が建て替えをするので、さよなら公演なのでこんな変わった座組にしたようです。
まずは、前半春風亭小朝師匠が落語を二席。「殿中でござる」で浅野内匠頭がなぜ殿中で刃傷沙汰を起こしたか、「中村仲蔵」で仮名手本忠臣蔵の五段目での定九郎の話を、そして、歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」、勘平を中村芝翫丈が演じて五段目、六段目が上演されました。
このコラボ、どなたが考えついたのかわかりませんが、最初に説明ではないのですが、落語で何となく外観をわからせることで、歌舞伎の内容がよりよくわかりました。
過日、歌舞伎座では講談神田伯山師匠とのコラボもあったようですが、とてもいいやり方かと思います。
お互いをリスペクトしあって、コラボする。これからも続けて欲しいと思いました。
東京ラブストーリー
来週から、出身ライター佐藤万里さん脚本・作詞のミュージカル「東京ラブストーリー」が公演の運びとなります。
1988年に柴門ふみさんの漫画が爆発的人気となり、1991年、織田裕二さん・鈴木保奈美さん・有森也実さん・江口洋介さんでドラマ化されて、リカの言う「カンチ!」は合言葉のようになりました。
あれから30年後、今回は現代の設定で2018年から始まります。
今治の「しまなみタオル」の東京支社に移動になった完治は、アフリカ育ちの天真爛漫なリカとともに新プロジェクトを任せられる。
ある日、上京していた高校の同級生三上に会いに行くと、そこに高校の時思いを寄せていたさとみが。昔話で盛り上がりながらも動揺する完治の前に突然リカが現れる。
設定を現代に置き換え、舞台オリジナルのキャラクターも登場させた、ミュージカルの王道をいく新作ミュージカルです。
佐藤さんは、舞台脚本・作詞・訳詞・児童合唱曲の作詞、小説、テレビドラマ、ラジオドラマ、ショートフィルムなど多彩な活躍をされています。
「東京ラブストーリー」は人気ドラマだっただけに、イメージも固定されてしまっていると思うのですが、それをどのように払拭して、より魅力的な新しいミュージカルにされたのか楽しみです。
私は、来週にお伺いしますが、Wキャストなのですが、拝見するのは、大河ドラマ「鎌倉殿の十三人」(三谷幸喜さん脚本)で実朝役をされているミュージカル俳優柿澤勇人さんが完治で、ミュージカル女優のNO1といわれる笹本玲奈さんがリカを演じる回です。
なんか実朝のイメージ強いなぁと思いながら(笑)、きっと素敵な完治に出会えることと期待しています。
本格的なミュージカルを満喫したいという方、お勧めのミュージカルです。