menu

脚本家を養成する
シナリオ・センターの
オンラインマガジン

シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

人間の心

10分間の出来事

メサイア

シナリオ・センター代表の小林です。昨夜のコスタリカ戦は、とても残念でした。
SNSでは、先日のドイツ戦の賞讃から180度変わって「あいつが悪い」と誹謗中傷の嵐。そりゃあ、試合を見ていたら「あ、なにしてんの」「そこだろ!」「行けよ!もっと」「まわせ!」とか思わず叫んでみてはしまいます。
ですが、勝つか負けるかどっちかなんですよ。頑張って勝つこともあるし、頑張っても負けることもある。
選手の皆さん誰一人負けるために試合をしていたわけではありません。
次へつなぐための反省はあっても、選手たちを責めるものではないと思います。
最近、人間がどんどん優しくなくなってきている気がしてなりません。

土曜日にヘンデル作曲オラトリオ「メサイア」を聴きに行きました。
「ハレルヤ」で有名ですが、キリストの予言と出生、受難と復活までのお話を曲にしています。
牧師であり司会者の小田彰さんが、解説付きで演奏をしてくださったので、わからないままに聴いていた時とはずいぶんと違って、物語を楽しむことができました。
オラトリオは、ストーリーはあってもオペラと違って、ソロ歌手、合唱団、オーケストラで構成されていますので、素人の私などはわかりにくいので、とてもありがたかったです。

ウクライナ支援コンサートなので、アンコールに変えて、ソプラノのウクライナ出身のオクサーナスデニュックさんがウクライナ国歌を斉唱し、最後にすべての方々の合唱となり、会場中、ウクライナ支援の大きなうねりとなりました。
彼女が、今こうして歌っている時にもウクライナでは戦いで傷つき、命を落としている人々がいる、家族や友達を想いながらの熱唱は心に迫るものがありました。

この冬の寒さを越さねばならないのはウクライナもアフガニスタンもパキスタンも、日本も同じでしょう。
日本でも貧困家庭の74%が値上げで困窮しているといいます。
今やることは、防衛費の倍増ではなく、子ども予算の倍増、困窮者への支援です。
そんなこともわからないから、内閣は崩壊していくのです。
己の罪と重き十字架を背負って、議事堂の坂道を登り給え、議員諸君!

ライターmeetsアクター

12月11日日曜日から13日月曜日まで、昼夜2回公演で、シナリオライターと声優のコラボレーションが始まります。
第4回ライターmeetsアクター朗読劇公演「10分間の出来事」
コロナで配信だけでやってきたのですが、やっと2年ぶりにお客様においでいただき、リアルで行うことができることになりました。
会場は、シナリオ・センタ―3階ホール。
シナリオ・センターの受講生の方々はおいでになりやすいかと。

ライターmeetsアクターは、シナリオ・センターでシナリオを描いている方々に「発表の場」を、声優の勉強をしている若手声優さんたちに「演じる作品」をいう思いで、両者を結び付けたところから始まったプロジェクトです。
シナリオは書いてナンボではなく、演じてもらって、映像になったり、舞台になってこそです。
できる限り発表できる場をと考えて生まれたもので、公演に当たり、シナリオコンクールに応募してもらって、その中から作品を決めています。
来年も、いえず~っと続けていきたいと思いますので、奮って応募していただければと思います。

今回は5人の方の作品が朗読されます。
「ちょっと散らかってるけれど」と誘われてお邪魔したおうちは、モデルルームのようにきれいでびっくりしたという経験から描いたたねもりこさんの「来客パニック」
いじめ事件をテーマに、いじめ、いじめられる当事者の両親を主人公に加害者被害者の感情を描いた佐川幸太郎さんの「因果」
「引っ越し屋の10分サービス」のCMをみて、突然いなくなった彼が引っ越し作業員として現れたらとヒントを得た、綿貫涼子さんの「引っ越しちゃんぽん」
交通事故でも、動物を轢いたらどうなるんだろうと疑問に思ったところから生まれた交通事故と起こした医者と通報を受けた警察の会話によって展開するサスペンス「ロードキル」大久保佑馬さん。
キャラクターに力を入れたいと新婚爆乳オンナに独身貧乳オンナetc、サウナを舞台に千差万別、多種多様なキャラクターを描きました「100℃の中のオンナたち」北野圭祐さん。

朗読劇は20分から30分ほどのショートストーリーですので、応募しやすいと思います。是非とも来年の応募を踏まえて、いや、朗読劇をたっぷり楽しんでいただけたらと思います。
詳細は、シナリオ・センター事務局にチラシが。
チケット及びお問い合せは、三木プロダクション03-5308-0729(11:00~17:00)
さあ、書き手と演じ手のコラボをお楽しみください。

過去記事一覧

  • 表参道シナリオ日記
  • シナリオTIPS
  • 開講のお知らせ
  • 日本中にシナリオを!
  • 背のびしてしゃれおつ