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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

顔を想像して

面白い ストーリー は「なんだろう?」で惹きつける

新井一の一言

国民の顔

シナリオ・センター代表の小林です。日増しに寒くなります。まあ、もう年末なのだから仕方がありませんが、こんな時期に心まで寒くするようなことばかりするお上が、本当に許せません。
とっても大切なことを勝手に決めてしまうって、どれだけ国民を、国会をなめているのでしょうか。
安保関連3文書を閣議決定って、この国は独裁国家なの?
反撃能力を持つことにしたのですよ、戦争放棄した国が。平和憲法を持つ国が。
この国のお上は、憲法も国会もないがしろにして平気なのです。
しかも防衛費を増大することを当たり前のような顔して、生活保護費を引き下げるは、復興税の転用を避けるとか言って2・1%の復興費を1%下げてその分付加税を新設って見せ方を変えただけで防衛費に回すは、好き勝手、傍若無人なことをしようとしている。
防衛増税、妥当ではないという90%近くの国民の声は、コロナの後遺症で聞こえていないのですか?
年金と生活保護でやっと暮らしているお年寄りは、寒くてもエアコンもギリギリまで電灯もつけないで、お風呂も3日に1回で我慢しているのです。
フードバンクや子ども食堂にどれだけの人が集まってくるのか、あなたはわざわざ見にいったはずですよね。それでも、聴こえてきませんか。おなかをすかした子供の声が。

防衛なんてしなくて大丈夫。どこかから攻められる前に、日本国民は、死にます。お上に殺されます。
こんな表現は失礼極まりないですが、もしかしてバカなの?

観客の顔

第48回城戸賞、準優秀賞に竹上雄介さんの「ひび」、佳作に島田悠子さんの「獣医は素敵なことだらけ」が選ばれました。
遅くなりましたが、おめでとうございます。

来週で、シナリオ・センター2022年の授業は終了しますが、火曜日には、シナリオ・センター主催のシナリオS1グランプリの授賞式とコンクール対策講座が行われます。
シナリオS1グランプリは、
準グランプリ やすなお美さん「罪の輪郭」・早咲有さん「キジバトの来る家」
佳作 諸星だりあさん「先に生まれただけの人達」
奨励賞 兼重日奈子さん「出戻りの夏」・明島あさこさん「こんぺいとうを一粒」・濱崎徹さん「巨乳ランナー」

来年の足掛かりができました。
コンクール入選がすべてではないですが、ご褒美をいただくと次へのやる気と勇気が生まれますね。

この間、東宝の方と打ち合わせをしていたら、「全国300館にかけられる映画を創らなくてはいけない」のだとおっしゃっていました。
私は、この言葉をお聞きして、ハッとしました。
案外、シナリオを描いている時、どのくらいの人が見てくれるのかって、考えて描いていないような気がします。いかがでしょうか。
多くの人に見てもらうものと漠然とは思ってはいますが、具体的に全国300館を3週間以上満席にできる映画は、どんなものだろうと考えて、創作しているかというとなかなかしていない気が・・・。
この映画が面白いって言ってくれる人々の顔を想像しながら描いてみたら、映像表現はどれだけ心に響くように「見せる」かだということをもっと感じられるかもしれません。

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