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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

いいこといっぱい

シナリオS1グランプリ受賞者の皆さん

ひみつのなっちゃん。

シナリオ・センター代表の小林です。
ドカーンとキムタクと綾瀬はるかというかっこいい表紙に魅せられてページをめくろうとしたら、「いやいや、読むところ、そこじゃない!」とスタッフから注意喚起が。(笑)
映画雑誌FLIX2月号に、渡部秀さんが6ページにわたって紹介されていました。
渡部秀さん、先日ご紹介したシナリオ・センターの隠れたホープ(?!)田中和次朗脚本・監督の「ひみつのなっちゃん。」の3人のドラァグクイーンのおひとり。
そうです。渡部秀さんは、映画「ひみつのなっちゃん。」のことを語ってくださっているのです。それにしても、イケメン。綺麗になるわけだわ。しかもいいことを言ってくださっている。
寧ろ田中和次朗監督より、映画のことをうまく表現してくださっているかも。ま、田中は性格上、どうしても遠慮してしまうところがあって・・・。
彼は一言で、この映画について「田中和次朗監督はマイノリティの人たちを通して“人の生き方”を描いています。」その通り!!
「正直に生きることは、本当に難しいことだと思います。(略)自分に絶対的な自信なんて持てない。
でも生きていかなきゃいけない。こういう感情は僕も共感しました。モリリンとは立場が違いますが、僕も素直に台詞が入ってきました。(略)」
「ドラァグクイーンがどういう風に世間に対して悩みを抱えてそれを表現したいと思っているのかというところを一番観て欲しいです。(略)その辺の葛藤、挫折をきちんと描いている作品です。
もちろんメインは『笑いなさいよ』ということで是非劇場へ足をお運びください。」
ありがとう、渡部秀さん。

この映画は本当に笑えて、楽しく見ることができるのですけれど、渡部さんが言うところの「人の生き方」をきっちりと描いているので、心が潤います。
笑わせながら、人間の本質をつくという荒業を、田中はこれ以上ないほどうまく創り上げています。チャップリンを超えるか。(笑)
1月13日より全国上映です。お正月明け、是非是非映画館へ。

シナリオS1グランプリ授賞式

昨日は、シナリオS1グランプリの授賞式でした。
授賞式はオンラインと対面のハイブリッドで行われましたが、6人の受賞者のうち、大阪の濱崎さんが残念ながら、ご都合でおいでいただけませんでしたが、遠方からも寒い中、おふたりおいでくださいました。
準グランプリのやすなお美さん、早咲有さん、佳作の諸星だりあさん、奨励賞の兼重日奈子さん、明島あさこさん。
授賞式の後、浅田講師の「コンクール必勝講座」があり、次への意欲をかきたてられたかと思います。

受賞者の方のお言葉を聞いて、なるほど、そうみられていたかと思うことがありました。
一般の方で、奨励賞を受賞された明島さんは、「シナリオS1グランプリは、シナリオ・センターの人しか受賞しないと思っていたので、自分が受賞してびっくり」と。
まず~い!そうみられていたのか。
シナリオ・センターの審査員は、全員公平ですし、基本、応募者の作品だけで名前は見ることができませんから、どっかのお上たちと違って忖度はできない。誰の作品でもいいものはいい、いいのです。
まあ、こういうと偉そうに思われちゃいますが、シナリオコンクールの9割近くセンター生が受賞されているので、シナリオS1グランプリでも、おのずとセンター生になるのは仕方がないことのように思います。すみません。自慢かも。<m(__)m>
本当に、シナリオ・センターの受講生の方々は、皆さんできるんです。
私は、毎回申し上げていますが、基本がしっかりとできていると、どんな形でも認められる作品ができるのです。
うるさいようですが、基本の技術の習得、それこそがプロの道へ行くための王道です。
しっかりと映像表現の技術を身につけてくださいね。

授賞式後、3年ぶりに受賞者の方々と、近所のイタリアンで懇親会をしました。
なんだか、いつも以上に盛り上がった気がするのは、久々だったからでしょうか。
その折、一般の明島あさこさんから、「松岡葵の生徒会日記」(幻冬舎MC)という自費出版小説をいただきました。これからじっくり拝読しようと思います。
皆さんがプロを目指すためのお手伝いができれば幸いです。

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