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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

大切なもの

伊参スタジオ映画祭

文化

シナリオ・センター代表の小林です。昨日から、2023年新春授業が始まり、「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。」の声が飛び交っています。
新年だって、昨日の続きという方もいらっしゃいますが、新年の挨拶が、私は好きです。
長い付き合いであろうが、改めて「今年もよろしく」と挨拶をしあうのは、形式的ではありますが、気持ちが改まる大事なことではないかと思うのです。
私は、節気や節分やひな祭りなどの折々の行事も大切にしたい派です。それは昔々から繋がる日本の文化だからです。
古くからの文化を大切にすることが、新しいものを生み出す力になると思っています。

東京国立博物館が、光熱費の高騰で、国宝を守れないと悲鳴を上げているにもかかわらず財務省はゼロ予算回答だというニュースを見て、この国のお上ほど、文化芸術の大切さが理解できない、教養のなさにはほとほと嫌気がさします。日本はダメだと思いました。
適切な温度と湿度の下で所蔵品(国宝を含めて)を保管していくこと、それが日本の文化を守ることだと思わない財務省はどんな考えを持ってゼロと回答したのでしょう。虫食いやカビが生えたら、どうしてくれるのでしょうか。
高月・渡岸寺の十一面観音に行ったとき、そのきちんとした保管状態にびっくりしたのですが、それは、その昔織田信長に燃やされてはいけないと仏像を川の中や土の下へ隠した先人たちの熱い想いが繋がっているように思いました。
財務省に誰か子孫はいないのかい。(涙)
博物館長が悲痛の声を挙げている時に、麻生自民党副総裁が「国立漫画館」設立推進の声をあげて、SNSで非難を浴びていました。
漫画もアニメも好きなので、設立そのものを悪く言うつもりはありませんが、麻生さんが言うと???というのもあり(笑)、予算がないと言っているのに政治家のゴリ押しが利くとしたら最低~!!
新年早々なんですが、お上に、何が大切で今何が必要かを見極める力がないと、国は滅びます。

はじめの一歩

新年早々嬉しいニュースです。
「ACE戯曲シナリオコンクール」の受賞作発表がありました。
おめでとうございます。
「新しい部屋」 岡坂隆志さん(一の会)
「再会の夜」 船渡川望美さん(研修科)
「牙を抜かれた獣たち」今泉和紀さん(作家集団)
「歩幅」ササキタツオさん(元研修科)

このコンクールは、TVドラマ『パパはニュースキャスター』でご存知の脚本家伴一彦さんの小説『追憶映画館』をモチーフにしたシナリオを募集したものです。
受賞作は、3本を令和5年3月29日から4月2日の5日間(全8回)オムニバス作品として上演されます。お楽しみに!

新たにリニューアルして「伊参スタジオ映画祭」が帰ってきました。
1月28・29日、バイテック文化ホール(中之条町文化会館)で「伊参スタジオ映画祭」上映会&授賞式が行われます。
28日は2007年大賞受賞の金井純一監督の最新作「マイ・ダディ」(2021)、審査員の徒しか監督の最新作「妖怪ハウス~白馬の王子様じゃないん怪~」、伊2003年大賞受賞の平林プロデューサーが手が桁「もぎりさん」を上映。伊参映画祭で企画した「影踏み」では、上映後、シンガーソングライターで俳優の山崎まさとしさん、小説家の横山秀夫さんのゲスト対談が行われます。
29日は、シナリオ・センターの中野優子監督の「キリノシロ」はじめ過去のシナリオ大賞を獲得した受賞作が上映され、「シナリオ大賞2022授賞式」が行われます。

毎年、シナリオコンクール募集を行い、短編・中編と映画化をしてきましたが、これからはシナリオ募集は2年に1回となり、賞金も倍増し、その間じっくりと映画製作に携われるようになりました。
新しい仕組みから生まれた今回の受賞作を見ながら、次の募集への足掛かりにしてください。

今年もこれから続々とコンクール募集が行われます。
1月24・31日には、「テレビ朝日新人シナリオ大賞」の対策講座として、課題の「ラブストーリー」に合わせて「テレ朝対策恋愛ドラマ講座」を行います。奮ってご受講ください。
まずは、対策を立てる。今年の第一歩です。

過去記事一覧

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