支援
シナリオ・センター代表の小林です。トルコシリアの地震被害は、日増しに大きくなって、亡くなった方も驚くような勢いで増えています。
助かった方々が避難場所もなく、焚火で暖を取りながら震えている姿のニュースを見るとどうにかならないものかとやきもきしてしまいます。
この時期は氷点下にもなるトルコ、シリア、たまりませんね。外での避難のままではないでしょうが、寒さを防げる手立てはついているのでしょうか。
電気代の値上げで、ちょっと暖房を節約しているくらいで文句を言っている私は申し訳ない気がします。
ま、でも、すべてはどこもお上の無策からなることかも・・・。
その上、シリアは政治対立もあって、地震が起きた次の日に反体制支配地域にアサド政権は空爆したとか・・・。なんで?
どこまで人間は愚かになれるのかと悲しくなります。
日本からも支援隊も支援金も出しているようですが、トルコ大使館でも義援金を募っているので、少しでも力になれればと思います。
消えない記憶
今日は、7日にご紹介をした園田新監督が、映画のポスター、チラシを持っておいでくださいました。
「リバースダイアリー」で世界の名だたる映画祭で各賞を受賞されてから、もう5年も経ったのだそうです。
コロナ禍になってから、誰もが右往左往しているうちにあっという間に時間が経ってしまったのですね。
その間もコツコツと映画化に向けて頑張っていらっしゃった。
新作「消せない記憶」は、「記憶代理人」というタイトルで2009年に函館港イルミナシオン映画祭で審査員奨励賞を受賞した作品。
この年はグランプリに土橋章宏さん、準グランプリには下小城愛紀さんとシナリオ・センター花盛りというすごさだったのでよく覚えています。
何度か映画化のお話も進みながら、なかなか実現は難しく、10年以上経った今、ようやく脚本改訂をして、園田さんの脚本・監督・編集という形で映画化の運びとなりました。
主人公西純一を演じるのは、「NEW CINEMA PROJEKT」の俳優部門でグランプリを受賞した「騎士竜戦隊リューゾウジャー」で人気を博した兵藤功海さんと「人狼ゲーム デスゲームの運営人」のヒロイン役を務めた桃果さん。
「あなたには大切のとっておきたい思い出ではありますか?」二人の間によこたわるお互いに大事にした時間が問われます。
人と人のふれあいの大切さ、何気ない時間をすごすことができた奇跡が、心に沁み込んでいく映画になったようです。
公開は3月31日です。