リスペクト
シナリオ・センター代表の小林です。今日は朝から久々に嬉しい気分で過ごしています。
出身ライターの岡田恵和さんから、めちゃありがたい嬉しいメールをいただいたのです。
初シナリオ・センタースタッフ田中和次朗脚本・監督の映画「ひみつのなっちゃん。」を見てくださって、
「ひみつのなっちゃん、とても良い映画でした。懐かしいのに古くない。誰一人として嫌な人がいないけど、ちゃんとせつない。好きな映画でした。
センターの職員さんだったとか、頑張りましたね、拍手です。素晴らしいですね。刺激もらいました。」
田中に見せたら、もう大感激。リスペクトしている大先輩がわざわざ感想をくださるなんて、本当に心強く、嬉しいです。
後輩は、いい先輩がいるから力をもらえるし、越えたいと頑張れるんですね。
優しい人がたくさんいれば、こんな思いをさせずにすむのにと思います。
同性婚を認めたら「家族観や価値観、社会が変わってしまう」と国会で発言した岸田首相に対して、「私たちはここにいる」と伝えるために、同性カップルを親に持つ子ども、お母さん2人が子どもを育てる家族、お父さん2人が子どもを育てる家族、現在はシングルで子を育てるレズビアンやゲイの親、LGBTQの当事者、異性愛者の方など、さまざまな人たちが手紙を書き、3月6日、国会で取り上げられました。
首相は小学生に対しても、答弁の場で全く変わらない「みんなで考えよう」などという返答をされたとかで、ガッカリします。
せめて、子どもには真摯に(あ、この言葉はダメだ、嘘になる(笑))、きちんと目を見て応えられるだけの姿勢を持って欲しいと願います。ごまかしてはいけません。
世論では、同性婚「賛成」7割、20代は9割超。
ほとんどの人が「社会はむしろもう変わっている」と思っています。
3割弱の反対の人は、何を守りたいのでしょうか。
まさか、女はかくあるべき、男はかくあるべき、女は家庭に縛りつけておかなければなんて思ってはいませんよね。
Not famous man~流浪のうどん職人ニューヨークへ行く
研修科のハヤシテツタロウさんが、とても面白いドキュメンタリーを撮りました。
「Not famous man~流浪のうどん職人ニューヨークへ行く」
3月31日から4月6日まで、UPLINK吉祥寺で上映されます。見に行くと、「小野ウどん特製生麺」をプレゼントしてくれるそうです。
で、どんなお話しかというと、都内で家も店も持たず車上生活しながら出前専門讃岐うどん職人をしている小野ウどんさんが、ニューヨークでパフォーマンスする姿を描いたドキュメンタリーです。
「クラうどんファンティング」で目標金額に達した小野さんは、ニューヨークへ飛びます。そして・・・。
映画「UDON」を監督された本広克行監督は
「最初、この適当なことを言っている主人公をみるのか・・・って、たくさんの本場の讃岐うどん職人を見てきた僕は、『そんな簡単じゃねーよ』って見始めた。
彼の言葉や行動力に馬鹿馬鹿しさを感じて、色々な人に色々言われても彼の中では何も変わらなくて、でも生きていく力に笑いながら最後はちょっとだけ好感をもてているから不思議」とコメント。
「動くことでしか拭えない気がしますけどね、不安みたいなのは」とうどんをあらゆるアプローチから打ち鳴らし、ロックに表現するうどんアーティストと称する小野ウどんさん。
一体どんな人なのか、彼の創るうどんを食べてみたい、大いなる好奇心、大いなる食欲を掻き立てられます。(笑)
ハヤシさん初のドキュメンタリー作品です。
うドンさんではありませんが、世の中には面白い人はいっぱいいます。
色々な人がいて、みんないい。そう思える社会でありたいと思います。