きっかけ
シナリオ・センター代表の小林です。3月は別れの季節といわれます。卒業式があちらこちらで行われ、その昔は入学式とセットだった桜が、今は卒業式のシンボルのように咲きだしています。
季節の移ろいといい、時代とともに変わってきます。
先日、昭和を懐かしむようなテレビ番組をやっていて、私の年代は「明治は遠くなりにけり」と言っていたのですが、今は「昭和は遠くなりにけり」なのだなぁと実感しました。
鎌倉市川喜多映画記念館で、小学4年生から6年生を対象に夏休みに、シナリオを描き自分たちで映画を創るという「子どもシナリオ映画教室」を10年間続けてきました。
コロナ禍で中断しており、寂しい想いをしていたところ、お母様が記念館にきて、「子どもシナリオ映画教室」に参加したことがきっかけで俳優に興味をもってデビューしましたという嬉しいお知らせをくださいました。
そこに参加していた小学生木村舷碁さんが、なんとすてきな青年(めちゃイケメンです)になって、白石和彌監督の「仮面ライダーBLACK SUN」の小松俊介(雀怪人)役で出演が叶ったのです。
しかも主役の西島秀俊さん、中村倫也さん(Wキャスト)ヒロインに次いでの大きな役とか。
シナリオを描いて映画を創るというこの教室がきっかけになったことはとても嬉しく、やってきた甲斐があったとスタッフ一同興奮しました。
将来を決めるきっかけになったことは、責任重大だなぁと、新たに気を引き締めて、再開を果たしたいと思っています。
頑張れ!木村舷碁さん!
うんこそうり
作家集団の森久人さんがあの有名な「うんこドリル」から新しい読み物をだしました。
「うんこそうり~うんこそうりとでんせつの花~」(文響社刊)
子どもたちに大人気で、嬉しくなって勉強しちゃう「うんこドリル」の文響社さんが初めて出した絵本です。
こどもって、みんなうんこが大好きです。大人が嫌がるような言葉をわざと使うのってワクワクしますから。
そんなワクワク感を上手に使ってできたのが「うんこドリル」。
大ベストセラーになりました。
大人があまり使いたがらない「うんこ」は子どもたちにとって口にするだけで楽しくなっちゃう言葉です。
その不思議な魅力をフル活用して創った勉強ドリルは、勉強を楽しいものに変えてくれました。
とっても大事なこと、素敵な発想です。
今度新しく生まれたこの絵本は、森さんがうんこのあたまをひねってひねって創られたものです。(笑)
うんこそうりの魅力を十二分に描いています。
ふんばりランドの総理大臣は、うんこ。でも、世界一頼りになる総理大臣。
「うんこのあたまを ん~とひねれば こまったもんだい そっくりかいけつ うそはつかない りっぱなリーダー」なんです。
なにしろ、まず国民の様子を知ろうと街に出ます。
そこで「てんてんかぜ」が広がっていることに気づき、それを治す薬草テントリルをダメオと一緒に苦難の上持ち帰り、国民の病気を治すことができました。
聞く力と実行力がすごいのがうんこそうりだいじんの魅力です。
「国民の悩みを聞くには、街にでるのが一番じゃ」
どこかの総理大臣もうんこそうりに取り替えたいかも。
「手洗いとうがいとうんこはていねいに」とうんこそうりからのメッセージでした。