信用
シナリオ・センター代表の小林です。気温の変動が激しいせいでしょうか、お風邪を召されている方が多いようです。
今日もかかりつけ医にコレストローラー(笑)の私は、お薬を貰いにいったところ、外で待機されている方が何人かいらして。熱のある方とか咳をされている方は、コロナ検査も含めて、ちょっと隔離しているようです。終息には程遠い気がします。
コロナも実のところ増えてきているとかの話を聞くと、5類に変更とかいってるけれど、大丈夫なのかと思います。
いつだって科学的根拠があるわけではなくて、勝手に思惑だけでド素人の政治家が決めるので、何にも信用できません。
老人の私には、5回目のワクチン接種のお知らせが来たけれど、なんだかなぁ・・・。
世の中そのものがだんだん信用できなくなってきている気がします。
人がちゃんと向き合うことを避ける傾向が強くなっているからだと思っていまが、どうなのでしょう。
あの頃は、人と不器用にも向き合って暮らしていたのではないかと思います。
シナリオ作家協会が毎月やっていらっしゃる「脚本で見る日本映画史」で、昭和を体感しませんか。
5月20(土)に、田中澄江、井手俊郎脚本、成瀬己喜男監督の田中絹代、高峰秀子など名優が出演の名作「流れる」(原作 幸田文)を上映します。
出身ライターの山本むつみさんがゲストで「流れる」についてのお話をしてくださいます。
名作から学ぶことはたくさんあります。是非、観て欲しいと思います。
人間というのはこういうものだということが、肌で感じられます。
銀河鉄道の父
5月は映画の公開が相次ぎます。
小林靖子さん「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」5月26日公開、小野周子さん(企画・脚本)「サーチライト遊星散歩」5/18・19MOOSIC LAB 2023にて上映。檀上かおりさん(監督・脚本・編集)「波待ち」5/13・14 鵠沼海岸シネコヤにて上映、檀上かおりさん(監督・脚本)「BLUE」5/13・14 鵠沼海岸シネコヤにて上映、吉崎崇ニさん「静かなるドン」5月12日公開、坂口理子さん「銀河鉄道の父」5月5日公開、黒岩 勉さん「劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室」4月28日公開。是非見てください。
5月5日に坂口理子さん脚本の「銀河鉄道の父」が公開されます。
あの世界中に愛されている宮沢賢治の父のお話です。
無名のまま37歳の若さで亡くなった宮沢賢治、死後家族がその才能を信じ続けて、諦めずに世に送り続けたため高い評価を得、有名になったというのです。
そういえば、新井一は宮沢賢治の弟清六さん仲良しでした。
新井は「銀河鉄道の夜」を映画化したくて清六さんと出会い、意気投合して親しくしていただいていたのですが、映画化はできないまま終わりました。
宮沢家と親しかっただけに、新井も坂口理子さんの「銀河鉄道の父」の公開をきっと喜んでいることと思います。
脚本の坂口さんも宮沢賢治ファンでもあるので、楽しく描かれたのではないかと思いますが、好きな作家をドラマにできるというのも脚本家の醍醐味でしょうか。
ゴールデンウイークは、「銀河鉄道の父」だらけになりそうで、「銀河鉄道の父」の公開を記念して、京王電鉄が4月28日から5月16日まで「銀河鉄道の父」トレインを運行するのだそうです。
京王線・井の頭線各1編成にヘッドマークを、中吊り・窓上にタイアップポスターを掲出するそうなので、楽しみですね。
トリエ京王調布では衣裳展(24~29日)、啓文堂書店でもタイアップキャンペーンをしてくれるとか。
宮沢賢治の世界を堪能できそうです。
映画で連休を過ごす、読書で連休を過ごす、外へ出るのも楽しいですが、こんな楽しみ方もあると思います。