責任
シナリオ・センター代表の小林です。この10年、社会がどんどん悪くなってきているなぁと思っています。
社会が崩れる時って、上に立つ人が問題なんですよね。
いい悪い、好き嫌いは別として、責任をとれない、いや、とらない人間が上に立ったら、ほぼ崩れていきます。
組織はそういうものだと思います。
マイナカードのろくでもなさ、空っぽの金庫の「子供金庫」、「こども誰でも通園制度」って、いったいなんなのでしょう。
おっしゃることは素晴らしい。たぶん。
「こども誰でも通園制度」、本当にそれができたら助かる親子はたくさんいらっしゃるでしょう。
ワンオペ育児は、虐待や精神崩壊にもつながりますから、周りに子育て支援をしてくれる人がいない家庭は、ちょっとの間でも他人にみてもらうことができたら、愚痴を聴いてくれる人がいたら、どんなに楽になることか。
子供の可愛さとは別に、育児は大変です。思うようにいかないし、時間は取れないし。
身も心も疲弊している母親はたくさんいます。
だから「誰でも通園制度」はいいと思います。
だ・け・ど、口先だけでは何も解決できない。
中身のない金庫同様、保育士さんなどの手当てもしないで、自分たちは口先のみで、現場に負担を押しつけていい顔するのは、本当にやめて欲しい。
お上たちの利権を回せば、1兆や2兆のお金は捻出可能だそうで、口だけでなくお金を出しくださいな。言質に責任をお取りなさい。
現場を泣かせるようなことはしないでください。
根本は、男社会の古い考え方をやめて、男性が積極的に父親として母親と同じように育児すればいい、仕事も家事もフィフティフィフティ。
それを当たり前にしなければ、女性が働ける社会にならないし、少子化なんて止まるわけもないです。
国が子どもを育てることを一番に考え、たっぷりお金を出して、親も保育士さんもストレスフリーな環境を作らなくっちゃ、なんの解決にもなりません。
ゆるゼミ
今日から、シナリオ・センターが初めて行う画期的なゼミ「ゆるゼミ」が始まりました。
「ゆるゼミ」。名前のとおり、ゆる~いゼミ。
そこに行けば、映画好きドラマ好きの仲間がいる。職場でも家庭でもない第三の居場所。
根っこはシナリオですが、描いても描かなくてもよい自由でゆる~い集いです。
シナリオを学び始めた時の、あのワクワク感を持ち続けていただきたいのです。
とくに課題もありません。シナリオを描いて発表して感想を言い合うのもアリですが、描かなくても発表しなくても構いません。
発表作品の長さも、5枚でも10枚でも、あるいは20枚、またはS1への挑戦など、何でもありです。
原稿は手書きでもパソコンでも良いです。
時には名前を伏せての作品発表など、遊び心のある授業を考えています。
仲間とのシナリオ談義だけの参加もありで、できるだけゆる~い縛りのゼミを心がけたいと思っています。」
というのが、大前講師と小泉講師の2人担当で行うやり方です。
毎週火曜日13:30~15:30
今日から始まったゆるゼミには、プロを目指さなくても書き続けていたい、シナリオが好き、やっぱりやめられない、そんな方々が集まりました。
ちょっと年齢は高いですが、気持ちは若い、メンバーは11名。
しばらくお休みされていた方が、懐かしいお顔を見せてくださいました。
ゆるゼミは、切磋琢磨するゼミとちょっと趣を変えて、なんだろうな、「行雲流水」、「天衣無縫」?
ま、穏やかにゆったりとシナリオと楽しく向き合う場所でありたいと思っています。
久々にシナリオ・センターへと思われている方、まずはここから始めるというのもありです。