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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

極上

「劇的!小説術 ~うまくなるのが実感できる95のレッスン」(言視舎刊)

極上の楽しみ

シナリオ・センター代表の小林です。いかにも梅雨らしいじめじめした陽気に、こちらの気持ちもじと~っとしてしまいます。
で、そういう時はこれから起こす(起こるではなく、自分で起こすのだ!)楽しいことを考えます。
今一番のワクワクは、7月の連休に行うサマーセミナー。
東日本大震災前までは、ホテルで2泊3日の泊まり込みでやっていました。
本当に朝から夜中までシナリオ漬けで、ヘトヘトになるまでやったのだけれど、最終日は全員フラフラながら輝きまくっているんです、達成感に。
私自身もスタッフなのにやり切った感、半端じゃない。
病人も出ずに参加者の皆さんが笑顔で終えることができた喜びは、いつもの授業で味わう気持ちとはまた別なものがあるのです。
震災から宿泊をやめ、なんとかセンターで日帰りでも盛り上がるサマーセミナーを作りあげたなぁと思ったら、次はコロナでダウン。まったく・・・ふぅ~。
まあ、仕方ないかなぁ~とつまらない夏を3回すごして、やっとできます。やっとです。できまーす!!
シナリオ・センターをぜーんぶ使って、新たにオンラインも駆使して、遠方の方も気軽のオンラインで参加できるように、体面を楽しみたい方はセンターにおいでいただけるようなサマーセミナーにしました。
めちゃくちゃあれもこれもプラスになることを考えています。考えているとワクワク感が止まらない。
皆さ~ん!!一緒に、シナリオ三昧楽しみましょう。

終わった時の参加者皆さんの達成感に溢れた笑顔を想像して、私は、じめじめの梅雨を乗り切ります。
皆さんを送り出す時の私の、スタッフ一同の溢れるような高揚感を想像すると、もうワクワクです。

極上の小説術

待ちに待った本ができました。今小説講座を学ばれている(明日で修了ですね)皆さん、講座の集大成になりますよ。
「劇的!小説術 ~うまくなるのが実感できる95のレッスン~」(言視舎刊)

さすが、シナリオ作家養成講座の講師を長年やっている柏田講師、シナリオを使って、ここまでわかりやすく教えられるものかと感心してしまいます。
小説とシナリオの書き方は歴然と違います。
ところが最近は、脚本家が売れっ子小説家になったり、二足の草鞋を履いている方が増えています。
シナリオ・センターでも、赤川次郎さん、乃南アサさん、鈴木光司さん、柚木麻子さん、吉川英梨さん、大山淳子さん、土橋章宏さん、内館牧子さん、原田ひ香さんetcetc・・・出身作家の活躍は、枚挙にいとまありません。
なぜでしょう。この本を読んだら一目瞭然。
シナリオの基礎は、小説と密接につながっている、むしろ発想は同じだということがわかります。
シナリオの基本がわかっていると、小説のコツが知らないうちにマスターできるのです。
この本の中では、向田邦子さんの「隣の女」のシナリオと小説を対比して、わかりやすく解説してくれています。
創作の仕方はもちろん、向田さんの「隣の女」のドラマも小説も名作と呼ばれる理由も、向田さんが脚本家としての活躍だけでなく、直木賞作家として世に遺っている理由もよくわかります。
名作から学ぶと、あなたの創作意欲もより高まってきます。

対比するというやり方は本当にわかりやすいですね。
まず違いがよくわかる。
で、シナリオは映像を描くこと。小説であろうとラジオドラマのような音の世界であろうと、実は読者や聴取者の頭の中に映像を浮かべることなのですから、作り方は同じ、表現の仕方だけかえればいいのだということがよくわかります。
柏田の徹底した分析の上に立つわかりやすい解説は、新たな小説家を誕生させてくれることでしょう。
こういう教え方をする本は、なかなかありません。
あ、ラジオドラマとテレビドラマを対比して教える本がありました。急に宣伝くさい。
「いっきに書けるラジオドラマとテレビドラマ」(言視舎刊)ラジオドラマを学びたい人はこちらをどうぞ。(笑)
シナリオを学ぶと、小説もラジオドラマも、他のジャンルもなんでもいけますよ!

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