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しゃれおつなお店や人々が行きかう街、表参道。そこで働くシナリオ・センタースタッフの見たもの触れたものをご紹介します。

金魚×アート!あべこべ発想法と掛け算から生まれる新しいもの

シナリオ・センターの新井です。

日本の文化の奥深いところ、それは夏であれば涼しさをいろんなところから感じ取ろうとする点ではないでしょうか。例えば、耳からは風鈴で、目から金魚でのように・・・シナリオのヒントもあるような気がします。

日本橋で開催されている「アートアクアリウム2013」に先日行ってきました。「アートアクアリウム」とは、江戸時代に花開き、日本人に親しまれてきた“金魚”にスポットを当て、和をモチーフにデザインされた水槽と光・映像など、最新の演出技術が融合した水中アートの展覧会です。>>詳しくはこちらから

19時からは“ナイトアクアリウム”と題して、お酒を飲みながら展示を楽しむことができます。お薦めは、こちら。だって、お酒が飲めるんですから!雰囲気がいいのでデートにもいいですが、友達と「へぇ~」と楽しむのもいいのではないでしょうか。

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■掛け算で、新しいものが生まれる感覚をつかめる

「新しいもの」というのは、どうやって生まれるのか。全くのゼロから生まれるということはあるのでしょうか。むしろ、身近にあるものを掛け合わせると生まれてくるのではないかと思います。「アートアクアリウム」であれば、金魚×アートです。特にすごいと思うので、単にきれいに金魚を展示するのではなく、そこに日本の四季というストーリー性と合わせている展示もあります。

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シナリオ・センターは“あべこべ法”という発想法をお薦めしています。例えば、少し前の「ハケンの品格」であれば、なんでもできるスペシャリストで、かつ、自分の意見をはっきりと言い、時給も正社員よりも高いと、一般的な派遣のイメージとあべこべです。そこから、新しいドラマが生まれるというわけです。

■身近なところに発見がないかを探す

自分の身近なところに、思わず発見があったりします。例えば、いつも使っているボールペン。これをあべこべにすると・・・「書く」⇔「書けない」、「持ちやすい」⇔「持ちにくい」、「軽い」⇔「重い」などなどその特長をいくらでもひっくり返すことができます。

そこから何を発見するか、そこは腕の見せ所ですが、消せるボールペンというのは、「書く」⇔「書けない」をあべこべに発想すると出てきそうな気もしますよね。

「金魚が描かれた着物」⇔「本物の金魚が泳いでる着物」

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コンクール用のドラマのアイデアを考えるなどの際に、日頃、一見関係ないのような経験が役に立ったりします。日常とは異なる空間に身を置くと、ふっとした時に新しいアイデアが生まれるかもしれませんよ!

ちなみに私は、金魚は品種改良されて、美しいものだけが今残っているという案内文を呼んで、「美しいものとは、それ以外のものを排除する暴力性を持っている」なんて、普段考えもしないようなことを考えてみました。

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