迷走
シナリオ・センター代表の小林です。明日11日から17日迄シナリオ・センターは夏休みをいただきます。
私個人としては、ずーっとお休みしていたので、体力も戻り休まなくてもいい感じなのですが(なんて勝手な!(笑))、私の代わりにたくさん働いてくださったスタッフ、講師の皆さんにはお休みをしっかりとって休養に努めて欲しいと思っています。
なにせ、今年は尋常ではない暑さです。
その上、沖縄、九州、東北の方々は台風災害が大きく起きて、大変なことでしょう。
どうも台風6号の次は7号がと今週末くらいからくるようで、沖縄は迷走して二度の暴風雨圏に入るなど、暑さだけでなく台風にしても今までの台風とは違うし、どう対応すればよいのでしょう。
この暑さに停電でエアコンも使えない状況って、本当に大丈夫なのか、命に危険のある状態ではないのかと心配になります。
なにか起こるたびに迅速に動いている気配が感じられないお上はなにをしているのかと腹立ちも一緒に。
あらゆることに今まで以上の危機管理が必要ですね。
くれぐれもお気を付け下さいとしか申し上げられませんが、旅行先で足止めされることもあるかと思いますので、おさおさ油断なきようお楽しみください。
読書
長いお休み前は、本が売れるそうです。
読書は、小説であれ、漫画であれ、学術書・ノウハウ本、ノンフィクションであれ、自分の持っていない世界を、知らない世界を、自分の見識を広げてくれます。
自分で経験できることは限られています。
本から教わることはたくさんあるのですが、とはいえ四角四面に考える必要もなく、読んで面白いか、楽しめるかどうかです。
ご存じでしょうか。シナリオ・センターの出身ライター、講師スタッフも為になる本をたくさん出されているんですよ。
お休みには、シナリオを描こう、小説を書きたいと思われている方は、こんな本を読んでみてはいかがでしょう。伝える技術がグレードアップします。
シナリオをもっとうまくなりたい方には、新井一樹さん「プロ作家・脚本家たちが使っている シナリオ・センター式 物語のつくり方」(日本実業出版社)、浅田直亮さん「ちょいプラ!シナリオ創作術」(言視舎刊)、岡田恵和さん「日曜日の夜ぐらいは シナリオブック」(ABCアーツ)
ラジオドラマを描いてみたい方には、森治美・堀江史朗さん「いっきに書けるラジオドラマとテレビドラマ」(言視舎)
小説を書きたい方には、柏田道夫さん「劇的!小説術~上手くなるのが実感できる95のレッスン~」(言視舎)
小説を書くなら、他の小説家の作品を読むことも大切です。小説家の方は他の作家の作品をたくさん読まれるそうです。浅田次郎さんは年間200冊は読まれるとか。
原田ひ香さん「図書館のお夜食」(ポプラ社)吉川英梨さん「警視庁捜査一課八係 警部補原麻希『グリーン・ファントム』」(宝島文庫)柚木麻子さん「オール・ノット」(講談社)問乃みさきさん「スキサケ!」(河出書房新社)国井 桂さん「宇宙人のあいつ 」(朝日文庫)
ノンフィクションなどは、企画のヒントや実際をする手立てになります。
史夏ゆみさん「ココ・シャネルからのメッセージ」(扶桑社)茜 灯里さん「地球にじいろ図鑑 鉱物×日本の伝統色」(化学同人)桑原亮子さん「トビウオが飛ぶとき『舞いあがれ!』アンソロジー」(KADOKAWA)松島かれんさん「東大生の合格手帳」(日本能率協会マネジメントセンター)千和裕之さん「園井恵子 原爆に散ったタカラジェンヌの夢」(国書刊行会)三宅広美さん編集「映画『リボルバー・リリー』は何を打ち抜くのか?~大正・パンデミック・戦争~日本映画の現場を伝える行定勲と80人の闘い」(報知新聞社)
ここ数カ月だけでもセンターの先輩たちは、書店でも(?)活躍されています。
私は書店に行って、あれこれ見て歩くのが好きです。出身ライターの作品のみならず目に留まったものは買います。出身ライターの本が平積みになっていると目立つように前にだしたり余計なこともしますが。(笑)
この夏休みは、もしかしたら台風で外に出られないかもなので、ちょっと余分に私も買っておきたいと思います。
皆様、あれこれ災害も病気も飛び交っています。
くれぐれもお気をつけて楽しい夏休みをお過ごしくださいね。
ではまた、18日にお会いしましょう。